平成29年度 シラバス
授業科目
機械製図2
担当教員
松田雄二
開講期
通年
科目番号
110202
対象学年・学科・コース
2年 機械工学科
単位区分
必修
単位数
4単位
授業概要・授業方針
機械要素の規格・略図法を理解し、加工・発注ができるための図面を描く。
また、これら要素は単品で使うことはないので、組立図を仕上げることを目標とする。
さらに、当授業内で描いた図面をもとに、次年度「総合実習」の授業において製作(加工・組み立て)することで、加工図面の持つ意味を理解することにつなげる。
到達目標
  1. 機械要素の略図を描くことができる
  2. 複数の機械要素からなる組立図を仕上げることができる
  3. 加工図面を仕上げるために必要なJIS規格を理解し、記述できる
  4. 第三者が見て、製作できる加工図面を描くことができる
教科書
初心者のための機械製図 第4版 藤本元/御牧拓郎 監修(森北出版)
機械設計製図便覧 第11版 大西清 著(理工学社)
参考書
新編JIS機械製図 第5版 吉澤武男 編著(森北出版)
実践 図面のポイントがわかる機械製図 藤本 元(森北出版)
授業要目
 ・製図機器の取り扱い方
・機械要素の規格を理解し、略図・組立図
 (ボルト・ナット、キー・ピン、プーリー、軸継手・ベアリング、各種歯車など)
・幾何公差
・表面性状
・溶接
・安全弁(加工部品図、組立図)など
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 機械要素の略図を分かりやすく描くことができる。 機械要素の略図を描くことができる。 機械要素の略図を描くことができない。 A・B・C
2 複数の機械要素からなる組立図を計画通りに仕上げることができる。 複数の機械要素からなる組立図を仕上げることができる。 複数の機械要素からなる組立図を仕上げることができない。 A・B・C
3 加工図面を仕上げるために必要なJIS規格を理解し、記述できる。 加工図面を仕上げるために必要なJIS規格を理解できる。 加工図面を仕上げるために必要なJIS規格を理解できない。 A・B・C
4 第三者が見て、製作できる加工図面を計画通りに描くことができる。 第三者が見て、製作できる加工図面を描くことができる。 第三者が見て、製作できる加工図面を描くことができない。 A・B・C
到達度評価
提出図面を60%、中間試験と期末試験を40%で評価する。
なお、提出物は期限内にすべて提出しなければ、単位は認められない。
履修上の注意
機械製図1を理解したものとして授業を行う。
したがって、機械製図1で学習したものは自分で復習することを期待する。
図面を描くにあたって加工方法・他部品との関係を考えることが重要である。
事前学習・自己学習・関連科目
関連科目:機械製図1