平成29年度 シラバス
授業科目
デザイン工学演習
担当教員
吉川貴士、谷脇充浩
開講期
前期
科目番号
110201
対象学年・学科・コース
2年 機械工学科
単位区分
選択必修
単位数
1単位
授業概要・授業方針
実際に自分たち(チーム)が考えたアイデアを具現化する。実物のものづくり体験を通じ、ものを作るために必要な事柄(意思疎通、正確な図面、専門知識の必要性、加工技術、工程管理、工具・部品管理、作業報告書など)を体験する。
到達目標
  1. これまでに習得した道具あるいは装置などを用いて、安全にアイデアの具現化ができる
  2. 課題(機構)を有する物づくりを通じて、目標・計画・製作・評価の一連の流れを理解する
  3. 第三者が理解できる作業報告書(目的、結果、今後の予定)を書くことができる
教科書
なし
参考書
ロボット製作のキーワード  清弘智昭、鈴木昇 著  オーム社
たのしくできるやさしいメカトロ工作  小峯龍男 著  東京電機大学出版局
はじめてのロボコンマニュアル  鈴木泰博編 著  オーム社
授業要目
 1.デザイン工学演習の進め方、評価方法の説明
2.コンセプトの決定、アイデアの創出
3.複数のアイデアの評価(決定)
4.計画書の作成
5.図面(組立図、加工図面、部品表)の作成
6.加工・組立
7.ユーザー評価
8.カイゼン
9.自己評価
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 安全に精確な部品の加工・組み立てができる 安全に部品を作製し、課題の具現化ができる 安全に部品を製作し、課題の具現化ができない A・B・C
2 課題(機構)を有する物づくりを通じて、目標・計画・製作・コンテスト・評価の一連の流れを理解し、実行できる 具現化における課題(壁・問題点)を解決しながら、ものづくりができる 主体的に取り組み、チームメンバーと協力してものづくりを遂行することができない A・B・C
3 第三者が理解できる作業報告書(目的、結果、今後の予定)を詳細に書くことができる 作業報告書(目的、結果、今後の予定)を書くことができる 第三者が理解できる作業報告書(目的、結果、今後の予定)を書くことがでない A・B・C
到達度評価
設計書(作業報告書20%、製作図面10%、その他提出物10%)、自己評価30%、テスト30%
履修上の注意
履修上の注意:本教科では、自ら学習目標(計画)をたて、努力し、自己評価を行なうというスタイルで行なう。また、2〜3人のグループで進めていくため、グループ内でのコミュニケーションが重要になる。したがって、積極的にコミュニケーションをとりながら、多くの事が学び取れるよう、各自意欲を持って取り組んでください。
事前学習・自己学習・関連科目
・事前学習:「機械工学入門」で学んだ【考えを産み出す】スキルを日頃より鍛えておくこと

・自己学習:工作時間は限られているので、計画・設計等担当部分で自学できることを積極的に行うこと

・関連科目:「創造設計製作」など主要な科目につながる