授業科目 機械製図1 |
担当教員 谷脇充浩 |
開講期 通年
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科目番号 110103 |
対象学年・学科・コース 1年 機械工学科 |
単位区分 必修 |
単位数 2単位 |
授業概要・授業方針
機械を作るときには,設計者と製作者が連携しないとよいものは出来ない.設計者の考えどおりに製作者が部品を加工し,機械を組み立てるには,図面で情報を伝える必要がある.したがって設計者は正確に分かりやすく図面を表現しければならず,誰が読んでも一般的かつ共通の意味を持たせなければならない.そのためにわが国では日本工業規格(JIS)が制定されているが,この『機械製図1』では,JISの製図規格を学びながら,それを使って実際に機械製図をすることで知識と技能を修得していく.
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到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
前期 |
1 | 図面の役割、線と文字 | 1,2 | |
2 | 各種投影法、正投影法の理解と表し方 | 3 | |
3 | 投影図(三角法)のかき方 | 3 | |
4 | ドラフターを用いた製図演習 | 4 | |
5 | 図面の作成演習1 | 3,4 | |
6 | 図面の作成演習2 | 3,4 | |
7 | 補助投影図の表し方 | 3 | |
8 | 図面の作成演習3 | 3,4 | |
9 | 中間試験 | ||
10 | 断面図の表し方 | 3 | |
11 | 図面の作成演習4 | 3,4 | |
12 | 展開図の表し方 | 3 | |
13 | 図面の作成演習5 | 3,4 | |
14 | 立体的図示法による表し方 | 3 | |
15 | 図面の作成演習6 | 3,4 | |
16 | 図面の作成演習7 | 3,4 | |
17 | 期末試験 |
後期 | 自己点検 |
1 | 寸法の表し方1 | 5 | |
2 | 寸法の表し方2 | 5 | |
3 | 図面の作成演習8 | 3,4,5 | |
4 | 寸法公差およびはめあい1 | 6 | |
5 | 寸法公差およびはめあい2 | 6 | |
6 | 図面の作成演習9 | 3,4,5 | |
7 | 図面による質量計算の説明と演習 | 5,6 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 幾何公差についての説明と演習1 | 6 | |
10 | 表面性状についての説明と演習1 | 6 | |
11 | 図面のフォーマット、製作図について | 7 | |
12 | 製作図面の作成1 | 3,4,5,6,7 | |
13 | 製作図面の作成2 | 3,4,5,6,7 | |
14 | 製作図面の作成3 | 3,4,5,6,7 | |
15 | 製作図面の作成4 | 3,4,5,6,7 | |
16 | 期末試験 | ||
17 | 検図 | 7 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | 投影図の種類と用途を説明できる。 | 製作図について説明できる。 | 投影図が理解できない。 | A・B・C |
2 | 図面に用いる線の種類と用途を説明できる。 | 基本的な線種(外形線、隠れ線、中心線、引出線)について説明できる。 | 製図に用いられる線を知らない。 | A・B・C |
3 | 三角法を理解し、補助投影図や断面図を含めた図面を正しく書くことができる。 | 品物の投影図を正しく書くことができる。 | 三角法で投影図が書けない。 | A・B・C |
4 | ドラフターの調整方法をマスターし、製図器を併用しながら図面をかくことができる。 | ドラフターおよび製図器の使い方を知っている。 | 製図用具の使い方がわからない。 | A・B・C |
5 | 記号(φ、R・・など)を含めた寸法や、見やすい図面となるよう寸法の記入ができる。 | 基本的な寸法記入ができる。 | 寸法の記入の仕方がわからない。 | A・B・C |
6 | 寸法公差、幾何公差および表面性状について説明できるとともに、図面に正しく図示できる。 | 公差および表面性状の図示方法を知っている。 | 公差および表面性状を知らない。 | A・B・C |
7 | 組立図と部品図を関連付けて図面をかくことができる。 | 組立図および部品図をかくことができる。 | 図面が書けない。 | A・B・C |
到達度評価
提出図面50%、定期試験50%
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履修上の注意
本教科では提出図面が全課題について提出されていない場合、単位は認められないため十分留意する事。
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事前学習・自己学習・関連科目
機械技術者が設計者の考えを製作者に正確に伝えるために修得が必須な科目であるため、知識だけでなく、技能としても十分習得する事を期待する。 |