平成29年度 シラバス
授業科目
電子材料学
担当教員
新田敦己
開講期
後期
科目番号
151506
対象学年・学科・コース
5年 環境材料工学科
単位区分
選択必修
単位数
1単位
授業概要・授業方針
セラミックス材料は、電子セラミックス材料として電子部品の分野において広く応用されており、重要な材料である。本講義では、エレクトロニクス産業に使われている導電、半導体、誘電体、の各種材料について、その物性、デバイスの原理、応用例について理解することを目標とする。
到達目標
  1. 電気伝導現象が理解でき、各導電材料の物性および応用例が理解できること。
  2. 超伝導現象が理解できること。
  3. 半導体の原理が理解でき、p-n接合およびトランジスタ理論が理解できること。
  4. 誘電分極現象が理解できること。
  5. 強誘電体の物性および応用例が理解できること。
教科書
電気電子機能材料(改訂3版) 一ノ瀬昇著 オーム社
参考書
セラミックスの基礎科学 守谷祐介、笹本 忠、植松敬三、伊能泰郎 共著 内田老鶴圃
セラミックスの化学(第2版) 柳田博明著 丸善
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 導電材料1(理論、材料物性) 1
2 導電材料2(応用例) 1
3 超伝導材料1(理論) 2
4 超伝導材料1(応用例) 2
5 半導体材料1(理論、真性半導体) 3
6 半導体材料2(n形半導体、p形半導体) 3
7 半導体材料3(金属-半導体接合理論) 3
8 中間試験
9 試験返却
10 半導体材料4(p-n接合、トランジスタ理論) 3
11 誘電体1(誘電分極) 4
12 誘電体2(内部電界) 4
13 誘電体3(誘電分散) 4
14 誘電体4(コンデンサ理論) 5
15 誘電体5(強誘電体) 5
16 期末試験
17 試験返却
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 電気伝導現象、各導電材料の物性および応用例が理解でき、これらに関する応用問題が解けること。 電気伝導現象、各導電材料の物性および応用例が理解でき、これらに関する基礎問題が解けること。 電気伝導現象、各導電材料の物性および応用例が理解できず、これらに関する基礎問題が解けない。 A・B・C
2 超伝導現象が理解でき、応用問題が解けること。 超伝導現象が理解でき、基礎問題が解けること。 超伝導現象が理解できず、基礎問題が解けない。 A・B・C
3 半導体の原理、p-n接合およびトランジスタ理論が理解でき、これらに関する応用問題が解けること。 半導体の原理、p-n接合およびトランジスタ理論が理解でき、これらに関する基礎問題が解けること。 半導体の原理、p-n接合およびトランジスタ理論が理解できず、これらに関する応用問題が解けない。 A・B・C
4 誘電分極現象が理解でき、応用問題が解けること。 誘電分極現象が理解でき、基礎問題が解けること。 誘電分極現象が理解できず、基礎問題が解けない。 A・B・C
5 強誘電体の物性および応用例が理解でき、応用問題が解けること。 強誘電体の物性および応用例が理解でき、基礎問題が解けること。 強誘電体の物性および応用例が理解できず、基礎問題が解けない。 A・B・C
到達度評価
中間試験結果および定期試験結果を80%、課題演習点を20%として評価する。
履修上の注意
正当な理由の場合を除き、授業を無断欠席しないこと。また、必ず期限どおりに課題を提出すること。
事前学習・自己学習・関連科目
4年生までに学んだ物理化学、表面工学、数学(微分、積分)および電磁気学の基礎知識が必要である。材料工学にとって重要な分野の科目の一つであり、機能材料科学1,2、センサー工学の基礎科目となる。各自十分予習、復習し、授業に備えること。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース) B-3
(生物応用化学)
(電子工学)