授業科目 機械工作法 |
担当教員 松英 達也 |
開講期 通年
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科目番号 151205 |
対象学年・学科・コース 2年生 環境材料工学科 |
単位区分 |
単位数 2単位 |
授業概要・授業方針
今日、身の回りにあるすべての製品は、必ず人の手によりなにかしらの加工が行われています。その中でも機械加工とは、科学文明を支える様々な利器を作り出す技術である。本講義では、機械工作を材料を加工して組み立てるものとしてだけにとどまらず、人間の生活を豊かにするための学問としてとらえ、技術や知識を学ぶ事を目標とする。
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到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
前期 |
1 | 機械工作とは何か(PDCAサイクルなど) | 1, 2 | |
2 | 材料の機械的特性1(引張強さ) | 1, 2 | |
3 | 材料の機械的特性2(硬さ、疲労、靱性) | 1, 2 | |
4 | 鋳造法について | 2, 3 | |
5 | 溶けた金属を固める(鋳型) | 3 | |
6 | 溶けた金属を固める(金属の凝固) | 3 | |
7 | 鋳造の問題点と対策 | 3 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 溶接と接合(ガス溶接とガス溶断1) | 2, 3 | |
10 | 溶接と接合(ガス溶接とガス溶断2) | 2, 3 | |
11 | アーク溶接1 | 2, 3 | |
12 | アーク溶接2 | 3 | |
13 | 接合1(ろう接、接着) | 2, 3 | |
14 | 接合2(機械的接合など) | 2, 3 | |
15 | 期末試験 |
後期 | 自己点検 |
1 | 塑性加工1(熱間圧延) | 2, 4 | |
2 | 塑性加工2(冷間圧延) | 2, 4 | |
3 | 塑性加工3(鋼管の作製) | 2, 4 | |
4 | 塑性加工4(鍛造) | 2, 4 | |
5 | 射出成形と粉末冶金 | 2, 4 | |
6 | 曲げ加工1 | 2, 4 | |
7 | 曲げ加工2(作用する力) | 2, 4 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 絞り加工 | 2, 4 | |
10 | 成形加工1(せん断加工) | 2, 5 | |
11 | 成形加工2(せん断加工に作用する力) | 2, 5 | |
12 | 切削加工1(旋削) | 2, 5 | |
13 | 切削加工2(フライス削り・穴あけ) | 2, 5 | |
14 | 切削動力の求め方と切りくず | 2, 5 | |
15 | 期末試験 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | 機械工作の基礎が理解でき、原理を説明できる | 機械工作の基礎が理解できる | 機械工作の基礎が理解できていない | A・B・C |
2 | 工作機械の名称・特徴を述べ、理解し、説明できる | 工作機械の名称・特徴を理解できる | 工作機械の名称・特徴が理解できていない | A・B・C |
3 | 鋳造法および溶接法の基礎(原理と結晶の状態)を理解し、説明できる | 鋳造法および溶接法の基礎が理解できること | 鋳造法および溶接法の基礎が理解できていない |
A・B・C |
4 | 塑性加工の基礎が理解し、原理を説明できる | 塑性加工の基礎が理解できること | 塑性加工の基礎が理解できていない | A・B・C |
5 | 成形加工の基礎が理解し、原理を説明できる | 成形加工の基礎が理解できること | 成形加工の基礎が理解できていない | A・B・C |
到達度評価
定期試験を80%、レポート・小テストの評価を20%とする
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履修上の注意
シラバスをノートに貼り付けておいてください。機械加工には、できることとできないことがあること、また、加工を行うためには工作機械の知識だけでなく、付随する多くの物事を知らなければならないことを理解すること
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事前学習・自己学習・関連科目
この科目は環境材料工学科の教育課程において1年:基礎製図、2年:設計製図、3年:総合設計実習へと続く系統の一つであり、製図科目の内容も随所に出てくる。また、他の専門科目の基礎となる内容も含まれるため、他の数学、物理、専門科目を絶えず復習しておくこと。
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