授業科目 環境材料実験基礎 |
担当教員 松原・高見・真中 |
開講期 後期
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科目番号 151202 |
対象学年・学科・コース 2年 環境材料工学科 |
単位区分 |
単位数 1単位 |
授業概要・授業方針
ガラス器具、実験器具、試薬、廃液処理など安全や環境に関する諸注意とともに、基礎的な実験器具の使い方、実験操作および実験ノートやレポートの作成法を習得する。 1週目:ガイダンス。2週目以降は、演習や解説を行った後、2〜3名程度の班毎に実験を行う。実験で得られた情報は、実験ノートに記録し、レポートにまとめて提出する。 |
到達目標
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授業要目 |
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到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | 安全に実験を行なうため実験室での注意事項に沿って実験が実施できる。 | 安全に実験を行なうため実験室での注意事項を説明できる。 | 安全に実験を行なうため実験室での注意事項を理解できない。 | A・B・C |
2 | 実験器具名やガラス器具名を説明でき、それぞれを適正に使用できる。 | ノートや教科書を参照しながら、実験器具名やガラス器具名を説明でき、それぞれを適正に使用できる。 | 実験器具名、ガラス器具名、それぞれの使用方法、実験廃液処理について説明できない。 | A・B・C |
3 | 安全に配慮しながら、適切な手順や操作で中和滴定実験が一人でできる。 | 安全に配慮しながら、中和滴定実験ができる。 | 安全に配慮しながら、中和滴定実験ができない。 | A・B・C |
4 | 実験結果からモル数や濃度の計算ができ、内容に不備無く、提出期限内に考察を加えたレポートが作成できる。 | 実験結果からモル数や濃度の計算ができ、内容に不備無く、提出期限内にレポートが作成できる。 | 実験結果からモル数や濃度の計算ができるが、内容に不備無く、提出期限内にレポートが作成できない。 | A・B・C |
到達度評価
実験遂行能力30%、実験レポート30%、実験ノート20%、小テスト20%で評価する。
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履修上の注意
本シラバスは実験ノートに貼りつけ、予習や復習の時以外に講義や実験中に授業内容を参照すること。なお、実験遂行能力は、実験ノートの内容および実験実技試験の結果にて評価する。レポートおよび実験ノートは指導教員の指示に従い期日を守って提出すること。期限内に不備無く提出された課題のみ評価の対象とする。提出物の期限は、次回実験の前日17:00までとする。提出物の遅滞、実験に適さない服装は、厳しく指導する。 特別な事由の無い無断欠席は該当実験に対する評価を行わない。実験に関する諸注意を聞き逃す程の遅刻や居眠りは、欠席扱いとする。 実験時の服装は白衣とし、実験遂行に危険を及ぼすと判断される態度及び頭髪、着衣、靴などの身だしなみの不整は、欠席扱いとするので注意すること。正当な事由で欠席する場合は、事前に連絡することとし、その場合のレポートや実験ノートは、班員と連絡を取り、必要に応じて追加実験を行った上で提出すること。 |
事前学習・自己学習・関連科目
「基礎講義と演習」では配布プリント、演習問題を予習しておくこと。講義中に行った演習問題は、良く復習して、しっかりと解けるようになっておくこと。実験ノートには、「基礎講義と演習」で配布されたプリントを復習しやすいように貼りつけるとともに、予習、講義内容、復習の成果をまとめること。小テストは「基礎講義と演習」で学習した内容を十分復習した上で受験することとする。採点後に返却された答案はノートに貼りつけ、十分復習すること。 「基礎実験」では安全に実験遂行するため、必ず事前にテキストをよく読んでしっかり実験手順を把握しておくこと。実験手順や気付いたことや得られた結果は、その都度ノートにまとめるとともに、レポートでは、身の回りの自然現象に例えながら現象解明に対する探究心と理論的な解析力も養ってもらいたい。配布されたプリントは実験の予習と復習に活用しやすいようにノートに貼りつけること。 本科目の理解には化学1の基礎的な素養を必要とする。履修する内容は、環境材料工学実験1、2のための基礎となる。 |