平成29年度 シラバス
授業科目
数学B−2
担当教員
藤田正司,古城克也,長尾桂子,加藤諒
開講期
通年
科目番号
102360
対象学年・学科・コース
2学年 全学科
単位区分
専門基礎
単位数
2単位
授業概要・授業方針
平面や空間上の基本的な図形、物理の理解に欠かせないベクトルを学習する。また、確率・統計の理解に必要な個数の処理、基本的な行列の演算についても計算できるようにする。
到達目標
  1. 順列、組合せ、円順列、重複順列等の区別がつき、計算できる。
  2. 平面、空間のベクトルの定義、演算、基本法則を知り、作図や計算、簡単な図形の証明ができる。
  3. 行列の和、積等の計算、2次正方行列の逆行列の計算ができる。
教科書
高専テキストシリーズ 基礎数学 上野健爾監修 高専の数学教材研究会編(森北出版)
高専テキストシリーズ 基礎数学 問題集 上野健爾監修 高専の数学教材研究会編(森北出版)
高専テキストシリーズ 線形代数 上野健爾監修 高専の数学教材研究会編(森北出版)
高専テキストシリーズ 線形代数 問題集 上野健爾監修 高専の数学教材研究会編(森北出版)
参考書
新課程 チャート式 基礎と演習 数学 I+A (数研出版)
新課程 チャート式 基礎と演習 数学 II+B (数研出版)
ドリルと演習シリーズ 線形代数 日本数学教育学会高専・大学部会 教材研究グループTAMS編(電気書院)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1 授業の進め方の説明 場合の数(基礎数学§19 場合の数) 1
2 場合の数(2) 1
3 順列と階乗 1
4 円順列・重複順列 1
5 組合せ 1
6 二項定理 1
7 演習 1
8 中間試験
9 ベクトルとその演算(線形代数§1 ベクトル) 2
10 ベクトルとその演算(2) 2
11 点の位置ベクトル 2
12 座標と距離 2
13 ベクトルの成分表示と大きさ 2
14 方向ベクトルと直線 2
15 演習 2
16 期末試験
17 試験返却
後期 自己点検
1 ベクトルの内積(§2 ベクトルと図形) 2
2 ベクトルの内積(2) 2
3 直線の方程式 2
4 平面の方程式 2
5 点と直線、点と平面の距離 2
6 円の方程式 2
7 球面の方程式 2
8 中間試験
9 行列の和・差・実数倍(§3 行列) 3
10 行列の積 3
11 行列の積(2) 3
12 逆行列 3
13 連立2元1次方程式とクラメルの公式 3
14 3次正方行列の行列式 3
15 連立3元1次方程式とクラメルの公式 3
16 期末試験
17 試験返却
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 順列、組合せ、円順列、重複順列等のいくつかが組合わさった問題を正しく計算できる。 順列、組合せ、円順列、重複順列等の区別がつき、計算できる。 順列、組合せ、円順列、重複順列等の区別がつかず、計算できない。 A・B・C
2 平面、空間のベクトルの考え方を様々な作図や計算、図形の証明に応用できる。 平面、空間のベクトルの定義、演算、基本法則を知り、作図や計算、簡単な図形の証明ができる。 平面、空間のベクトルの作図や計算ができない。 A・B・C
3 行列の和、積等の計算、2次正方行列の逆行列の計算を利用して問題が解ける。 行列の和、積等の計算、2次正方行列の逆行列の計算ができる。 行列の和、積、2次正方行列の逆行列について理解できていない。 A・B・C
到達度評価
年 4 回の定期試験の点数を 70%、小テスト・課題提出・受講状況を 30%で評価する。
履修上の注意
この科目は専門基礎科目であり、4年終了時までに修得する必要がある。また、欠課超過の場合は進級でない。
事前学習・自己学習・関連科目
関連科目は、工学、物理、数学全般と、多岐にわたる。事前学習として授業前に予習をした上で、授業に集中して取り組み、授業後も復習を怠らないこと。理解不足のところは放置せず、オフィスアワー等を利用して教員に質問するなどして、早めに解決するよう心がけること。