授業科目 情報理論 |
担当教員 内藤 出 |
開講期 後期
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科目番号 121436 |
対象学年・学科・コース 4年 電気情報工学科 (情報工学コース) |
単位区分 学修単位 |
単位数 1単位 |
授業概要・授業方針
情報化の波はあらゆる所に押し寄せてきており、情報と通信の基礎になっている情報理論はますます重要になってきている。本科目では、ディジタル関係にしぼり、シャノン流の情報理論と符号理論の基本について講義する。概念的なことを数式に置き換えて考えることは非常に重要である。 授業は、教科書に沿って板書で進める。必要に応じて、レポート課題や小テストを課し、理解を確認する。 |
到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
1 | 通信システムのモデルと標本化定理 | 1 | |
2 | 情報量、エントロピー | 2 | |
3 | 平均符号長 | 2、3 | |
4 | ハフマン符号 | 3 | |
5 | マルコフ情報源のエントロピー | 2 | |
6 | 結合エントロピー | 2 | |
7 | 条件付きエントロピー | 2 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 相互情報量 | 2 | |
10 | 通信路のモデル | 2、4 | |
11 | 通信路容量 | 2、4 | |
12 | 通信路符号化の考え方と平均誤り率 | 4 | |
13 | 情報速度 | 4 | |
14 | 誤り検出と訂正の理論 | 4 | |
15 | 各種誤り符号、訂正符号(パリティ検査符号) | 4 | |
16 | 期末試験 | ||
17 | 試験返却、復習 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | 標本化定理の意味するところを説明でき、これに基いて、標本化周波数の値を決定できる。 | 標本化定理に基いて、標本化周波数の値を決定できる。 | 標本化定理に基いて、標本化周波数の値を決定できない。 | A・B・C |
2 | 情報量、エントロピーの意味するところを説明でき、値を計算できる。 | 情報量、エントロピーの値を計算できる。 | 情報量、エントロピーの値を計算できない。 | A・B・C |
3 | 情報源符号化定理の意味を説明でき、ハフマン符号等を用いて情報源符号化ができる。 | ハフマン符号等を用いて情報源符号化ができる。 | ハフマン符号等を用いて情報源符号化ができない。 | A・B・C |
4 | 通信路符号化定理の意味を説明でき、パリティ検査符号等の誤り検出・訂正符号の原理を説明できる。 | パリティ検査符号等の誤り検出・訂正符号の原理を説明できる。 | パリティ検査符号等の誤り検出・訂正符号の原理を説明できない。 | A・B・C |
到達度評価
定期試験 80%、小テスト等 20%で評価する。 本科目は、学修単位科目であるので、(45時間−講義時間)以上の自学自習を必要とする。したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(45時間−講義時間)×3/4}時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。 |
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履修上の注意 |
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事前学習・自己学習・関連科目
【事前学習】「情報処理基礎」、「情報処理」、「プログラミング1」、「ディジタル回路」で学ぶ基礎知識が必要である。 【関連科目】「コンピュータ応用システム」、「コンピュータネットワーク」、「通信ネットワーク」 |
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学習・教育目標
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