平成29年度 シラバス
授業科目
センサー工学
担当教員
桑田茂樹
開講期
後期
科目番号
610116
対象学年・学科・コース
2年 生産工学専攻
単位区分

単位数
2単位
授業概要・授業方針
各種センサーの応答原理を物理・化学の法則と結びつけて理解することにより、各自の知識の応用訓練を行う。また、後半においては、身近なセンサーについてまとめ、発表(プロジェクター使用)することによりプレゼンテーション能力の向上を図ることを目的とする。
到達目標
  1. センサーの定義と分類(種類)を理解し、説明できること。
  2. 代表的な圧力センサー、温度センサー、光センサー、ガスセンサーの原理を理解し、説明できること。
  3. 半導体の基本的な特性を理解し、説明できること。
  4. 代表的な半導体センサーの原理を理解し、説明できること。
  5. 地球環境のためのセンサーの果たす役割を理解し、説明できること。
  6. 身近なセンサーについて、その作動原理と応用方法を自学し、発表できること。
教科書
プリント、レジュメ
参考書
センサとその応用 一ノ瀬 昇、小林哲二 編(総合電子出版社)
基礎センサ工学 高橋 清、伊藤謙太郎 著(電気学会)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 センサーの定義と分類
2 圧力センサーの原理と種類
3 温度センサーの原理と種類
4 光センサーの原理と種類
5 湿度センサーの原理と種類
6 ガスセンサーの原理と種類
7 半導体の特性
8 半導体センサーの原理と種類
9 身近な圧力センサーについての発表(原稿A4 3枚、プロジェクター)
10 身近な温度センサーについての発表(原稿A4 3枚、プロジェクター)
11 身近な光センサーについての発表(原稿A4 3枚、プロジェクター)
12 身近なガス・湿度センサーについての発表(原稿A4 3枚、プロジェクター)
13 身近な半導体センサーについての発表(原稿A4 3枚、プロジェクター)
14 地球環境のためのセンサーの役割
15 試験範囲の内容の再解説と演習(含小論文)
16 期末試験
17 テスト返却と解説
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 センサーの定義と分類(3種類以上の分類方法)を理解し、説明できる。 センサーの定義と分類(1種類)を理解し、説明できる。 センサーの定義と分類(1種類)を理解し、説明できない。 A・B・C
2 各センサーにおいて、実際に使われているセンサーを3つ以上挙げ、その作動原理を説明できる。 各センサーにおいて、実際に使われているセンサーを1つ挙げ、その作動原理を説明できる。 各センサーにおいて、実際に使われているセンサーを1つ挙げ、その作動原理を説明できない。 A・B・C
3 半導体(n型,p型,真性)の基本的な特性を理解し、説明できる。ダイオード(p-n接合)やトランジスタの特性についても説明できる。 半導体(n型,p型,真性)の基本的な特性を理解し、説明できる。 半導体(n型,p型,真性)の基本的な特性を理解し、説明できない。 A・B・C
4 代表的な半導体センサーを3つ以上挙げて、その原理を理解し、説明できる。ダイオードを含む電気回路の計算もできる。 代表的な半導体センサーを1つ挙げて、その原理を理解し、説明できる。 代表的な半導体センサーを1つ挙げて、その原理を理解し、説明できない。 A・B・C
5 地球環境のためのセンサーの果たす役割を理解し、過去の実績や今後の動向等について説明ができる。 地球環境のためのセンサーの果たす役割を理解し、過去の実績の説明ができる。 地球環境のためのセンサーの果たす役割を理解し、過去の実績の説明ができない。 A・B・C
6 身近なセンサーについて、その作動原理と応用方法を自学し、その作動原理に関連した物理・化学等の法則を含めた配布資料の作成やパワーポイントを用いた発表ができる。 身近なセンサーについて、その作動原理と応用方法を自学し、配布資料の作成やパワーポイントを用いた発表ができる。 身近なセンサーについて、その作動原理と応用方法を自学し、配布資料の作成やパワーポイントを用いた発表ができない。 A・B・C
到達度評価
試験50%と発表(原稿のまとめ方、表現法、質疑応答 など)50%として評価する。
履修上の注意
各センサーの原理を理解するためには、物理・数学・化学の基礎知識に基づいて理解することが大切である。
事前学習・自己学習・関連科目
センサーの応答原理を理解するためには、物理・化学の基本的な法則の理解が必要である(復習しておくこと)。電気や材料の基礎知識も必要である。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) B-1
(生産工学・環境材料工学コース) B-3
(生物応用化学)
(電子工学)