平成29年度 シラバス
授業科目
精密加工学
担当教員
平田 傑之
開講期
前期
科目番号
610115
対象学年・学科・コース
1年 生産工学専攻
(機械工学コース)
単位区分
選択必修
単位数
2単位
授業概要・授業方針
精密加工の基礎と応用について学習し、加工精度,計測精度の向上が産業の発展に及ぼす効果を学習する。さらに、輪講形式のまとめかたを理解しプレゼンテ−ション能力を高めることを目標とする。
到達目標
  1. 加工の基礎を理解し、精密加工の現状を理解できること。
  2. 超精密加工法の基礎と加工精度の計測法を理解できること。
  3. 高エネルギービーム加工を理解できること。
  4. 精密加工に関する情報を調べ、適切に報告する資料の作成ができること。
教科書
配布プリント
参考書
超精密加工の基礎と実際  超精密加工編集委員会 [編] 日刊工業新聞社
メカトロニクス教科書シリ−ズ10 超精密加工学  丸井悦男 著  (コロナ社)
特殊加工 佐藤敏一著 (養賢堂)
ナノテクノロジの基礎と応用  谷口紀男 著  (工業調査会)
マイクロマシ−ニングとマイクロメカトロニクス  江刺正喜、他 著 (培風館)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 精密加工の歴史と機械加工の限界 1,2
2 超精密加工法の基礎 1,2
3 超精密加工法と計測法 1,2
4 超精密加工の種類 1,2
5 エネルギ−ビ−ム加工法の基礎 3
6 エネルギービ−ム加工法 3
7 レーザ−ビ−ム加工 3
8 中間試験
9 電子ビ−ム加工 3
10 イオンビ−ム加工 3
11 化学エネルギ−加工 3
12 電気化学エネルギ−加工 3
13 最近の話題 4
14 最近の話題 4
15 期末試験
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 加工の基礎と精密加工の現状を説明できる。 加工の基礎と精密加工の現状を理解できる。 加工の基礎と精密加工の現状を理解できない。 A・B・C
2 超精密加工法の基礎と加工精度の計測法を説明できる。 超精密加工法の基礎と加工精度の計測法を理解できる。 超精密加工法の基礎と加工精度の計測法を理解できない。 A・B・C
3 高エネルギービーム加工を説明できる。 高エネルギービーム加工を理解できる。 高エネルギービーム加工を理解できない。 A・B・C
4 精密加工に関する情報を調べ、報告資料の作成ができ、説明できる。 精密加工に関する情報を調べ、報告資料の作成ができる。 精密加工に関する情報を調べ、報告資料の作成ができない。 A・B・C
到達度評価
学業成績は、中間および期末試験50%、発表資料25%、プレゼンテ−ション25%、で評価する。
ただし,授業の欠席回数が1/4を越えた場合は,原則として単位を認定しない。
履修上の注意
ナノオーダーの加工・計測法は、物理学、化学、材料学、機械工学、電気・電子工学、制御工学等の広い分野の基礎知識の上に成り立っている。それぞれの分野の基礎的科目を理解して、習得しておく必要がある。
事前学習・自己学習・関連科目
関連科目:塑性加工学
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) B-3
(生産工学・環境材料工学コース) B-3
(生物応用化学)
(電子工学)