平成29年度 シラバス
授業科目
材料強度評価法
担当教員
谷口 佳文
開講期
前期
科目番号
610110
対象学年・学科・コース
1年 生産工学専攻
単位区分
選択必修
学修単位
単位数
2単位
授業概要・授業方針
 機器の安全性を確保するために必要な応力解析(有限要素法)および破壊の原因となるき裂の力学的取り扱い(破壊力学)の基礎理論を習得する。さらに、機械構造物の信頼性解析の基礎的な考え方についても理解する。
到達目標
  1. トラス構造、2次元弾性体の応力解析手法を説明できる。
  2. き裂を有する材料の力学的取り扱いの基礎理論を説明できる。
  3. 機械構造物の信頼性解析の基礎を説明できる。
教科書
基礎強度学  星出敏彦 著  (内田老鶴圃)
参考書
有限要素法概論 戸川隼人 著 (培風館)
よくわかる破壊力学 萩原芳彦 他著 (オーム社)
線形破壊力学入門 岡村弘之 著 (培風館)
信頼性工学 吉川弘之 著 (コロナ社)
機械・構造系技術者のための実用信頼性工学 日本材料学会編 (養賢堂)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 マトリクス法によるトラスの解析と演習 1
2 マトリクス法によるトラスの解析と演習 1
3 マトリクス法によるトラスの解析と演習 1
4 二次元弾性問題の解析と演習 1
5 二次元弾性問題の解析と演習 1
6 二次元弾性問題の解析と演習 1
7 応力拡大係数 2
8 応力拡大係数 2
9 破壊じん性 2
10 疲労き裂進展 2
11 その他のき裂進展問題 2
12 信頼性解析の基礎 3
13 確率分布 3
14 信頼性設計 3
15 期末試験
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 トラス構造、2次元弾性体の応力解析手法を理解し、簡単な例題の計算ができる。 トラス構造、2次元弾性体の応力解析手法を説明できる。 トラス構造、2次元弾性体の応力解析手法を説明できない。 A・B・C
2 き裂を有する材料の力学的取り扱いの基礎理論を理解し、具体例の計算ができる。 き裂を有する材料の力学的取り扱いの基本事項について説明できる。 き裂を有する材料の力学的取り扱いの基本事項について説明できない。 A・B・C
3 機械構造物の信頼性解析の基本事項を理解し、具体例の計算ができる。 機械構造物の信頼性解析の基本事項について説明できる。 機械構造物の信頼性解析の基本事項について説明できない。 A・B・C
到達度評価
定期試験を80%、授業中の演習および宿題を80%で評価する。
授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
履修上の注意
授業中に適宜演習を行うので、電卓を必ず用意すること。
事前学習・自己学習・関連科目
事前学習:本科で学習した数学(特に、行列と行列式、確率)を復習しておくこと。
自己学習:配布プリントおよび教科書の演習問題を解いてみること。
関連科目:本科4年の材料力学2、本科5年の材料力学3
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) B-2
(生産工学・環境材料工学コース) B-3
(生物応用化学)
(電子工学)