平成29年度 シラバス
授業科目
創造デザイン演習1
担当教員
松田雄二,粂野紘範
開講期
後期
科目番号
610029
対象学年・学科・コース
1年 生産工学専攻
(機械工学コース)
単位区分
必修
単位数
1単位
授業概要・授業方針
与えられた設計課題に対して,要求される性能と制約条件を満足する設計仕様をまとめる.さらに,仕様の動きを具現化する機構と制御を構想し,3次元CADで製図し,CAEで評価・検証する.
到達目標
  1. 設計課題を,工学的な論理に基づいて,要求仕様に,まとめることができる
  2. 仕様(動き)を具現化する機構・構造と制御を構想できる
  3. 加工,組み立て工程に配慮したCAD図面を描くことができる
  4. CAEにより性能(強度,運動)の検証ができる
教科書
配布プリント
参考書
機械設計法 三田 純義,朝比 奎一,黒田 孝春,山口 健二 (コロナ社)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 設計課題の説明 1
2 機械全体の要求仕様と構想 1,2
3 ユニットレベルの要求仕様と構想 2
4 樹形図作成とCADの進め方計画 2
5 3D-CAD製図 3
6 3D-CAD製図 3
7 3D-CAD製図 3
8 3D-CAD製図 3
9 3D-CAD製図 3
10 3D-CAD製図 3
11 材料選定とCAEの準備 4
12 CAEによる検証 4
13 CAEによる検証 4
14 部品製作用の2次元図面と購入部品スペックの作成 3
15 設計報告書の作成 1,2,3,4
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 設計課題を,学的な論理に基づいて,要求仕様に,まとめることができる 設計課題を,要求仕様に,まとめることができる 設計課題を、要求仕様に、まとめることができない A・B・C
2 仕様(動き)を具現化する機構・構造と制御を高いレベルで構想できる 仕様(動き)を具現化する機構・構造と制御を構想できる 仕様(動き)を具現化する機構・構造と制御を構想できない A・B・C
3 加工,組み立て工程に配慮した完成度が高いCAD図面を描くことができる 加工,組み立て工程に配慮したCAD図面を描くことができる 加工,組み立て工程に配慮したCAD図面を描くことができない A・B・C
4 CAEにより,複数の部品について,合理的に荷重を考え,性能(強度,運動)の検証ができる CAEにより性能(強度、運動)の検証ができる CAEにより性能(強度、運動)の検証ができない A・B・C
到達度評価
成績評価は,提出する2次元図面を50%,設計報告書を50%で評価する.
なお、授業の欠席回数が1/4を超えた場合は原則として単位を認定しない.
履修上の注意
移動や作業が可能な機械についての設計課題を与える.チーム内のメンバーの役割を決定し,チーム全体で改善と解決にあたる.仕様書,3D-CADモデル,製作図面を作成する.CAEを使ったシミュレーションにより仕様どおりか検証する.
事前学習・自己学習・関連科目
事前学習:本科4年で学習した「機械設計法」の復習をしておくこと.
関連科目:本科4年の創造設計製作
履修上の注意:この科目は,本科から継続して学んできた創造的な設計演習の仕上げとなる.詳細設計演習により,製作まで踏み込んだ設計について理解するように努められたい.
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) C-1,C-2,C-3
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)