平成29年度 シラバス
授業科目
生産工学ゼミナールZ2
担当教員
(前期) 松英達也 (後期) 特別研究指導教員
開講期
通年
科目番号
610024
対象学年・学科・コース
2年 生産工学専攻
(環境材料工学コース)
単位区分
必修
学修単位
単位数
2単位
授業概要・授業方針
【前期】擬似的に、設定された事実に基づいて自らの立場を理解し、求められる目的に必要な情報を体系的・効率的に収集して分析を行い、分析結果を整理し、全体像を理解して本質的な問題点を見つけ出す能力を養う。
【後期】前期で養った能力を用いて、実践的に問題解決に取り組み、問題解決の手法を習得する。
到達目標
  1. いくつかの事実に基づいて社会情勢を把握し、その中で自らの立場が理解できること。
  2. 目的に基づいて、必要な情報収集ができ、体系的・効率的な分析ができること。
  3. 分析した結果をチャート化でき、傾向をまとめることができること。
  4. 分析結果より本質的な問題点を見出し、解決策を考えることが出来ること。
  5. 内容を他人に説明して理解させる能力を身に付けること。
教科書
前期:配布プリント
後期:なし
参考書
前期:実戦!問題解決法 大前研一 他 (小学館)
    問題解決の発想と表現('04) 東千秋 他 (放送大学教科書)
授業要目
 前期 1〜15回
問題解決の基礎は、問題を発見し有効な解決策の実行計画を立案して実行する
ことである。目標を達成するために重要な『本質的問題の発見』の考え方と、
発見に必要な情報収集や整理・統合方法を講義と演習にて実践する。

後期 1〜15回
「特別研究に関する背景、理論などを低学年の学生に理解させる」という課題について、
 1.プレゼンテーション、アンケート調査の実施
 2.アンケートの分析、本質的な問題点を見つけ出す
 3.改善策の立案
 4.再度プレゼンテーション、アンケートの実施
 5.アンケートの分析、改善策の効果を確認
 を実施する。
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 いくつかの事実に基づいて社会情勢を把握し、その中で自らの立場を具体的に理解できる。 いくつかの事実に基づいて社会情勢を把握し、その中で自らの立場が理解できる。 いくつかの事実に基づいた社会情勢の把握や自らの立場が理解できない。 A・B・C
2 目的に基づいて、必要な情報収集ができ、具体的に体系的・効率的な分析ができる。 目的に基づいて、必要な情報収集ができ、体系的・効率的な分析ができる。 目的に基づいて、必要な情報収集ができず、体系的・効率的な分析もできない。 A・B・C
3 分析した結果をチャート化でき、具体的な傾向をまとめることができる。 分析した結果をチャート化でき、傾向をまとめることができる。 分析した結果をチャート化でき、傾向をまとめることができない。 A・B・C
4 分析結果より本質的な問題点を見出し、具体的な解決策を考えることができる。 分析結果より本質的な問題点を見出し、解決策を考えることができる。 分析結果より本質的な問題点を見出し、解決策を考えることができない。 A・B・C
5 内容を他人に説明して理解させる能力を十分に身に付けている。 内容を他人に説明して理解させる能力を身に付けている。 内容を他人に説明して理解させる能力を身に付けられない。 A・B・C
到達度評価
前期:演習結果とプレゼンテーション(問題発見へのアプローチ)70%、各時間の小演習(各時間の内容理解度と実習)30%
後期:取組姿勢を50%、プレゼンテーション・分析・改善案の完成度を50%として評価する。前・後期の評価を平均して総合評価とする。ただし、【前期】・【後期】とも授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。 
履修上の注意
新しい問題、前例の無い問題に直面したとき、答えを丸暗記しただけの”知識”は何の役にも立たない。得られた情報を基に自分なりのアプローチで論理的に考え、答えを見つけ出し問題を解決していかなければならない。問題を解決するためにはまず『問題を発見』することが重要で、本質的な問題を発見すれば、半分以上解決したと言っても過言ではない。ここでは問題発見を演習にて実践し、答えに至るプロセスを知っているリーダを目指して欲しい。
事前学習・自己学習・関連科目
これまで学習した講義内容を復習しておくこと。また、課題に対しては図書館やインターネットなどを活用して自主的に情報収集を行う必要があるため、ICT技術を習得しておくこと。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース) C-2,E-1
(生物応用化学)
(電子工学)