平成29年度 シラバス
授業科目
数値計算法及び演習A
担当教員
三井正
開講期
前期
科目番号
610019
対象学年・学科・コース
2年 生産工学専攻
単位区分

単位数
3単位
授業概要・授業方針
連立一次方程式の解法、数値積分、常微分方程式の初期値問題などについて、コンピュータを用いたプログラミングの演習を行うことにより、数値計算法の基礎知識を学習する
到達目標
  1. 配列を使って行列を表現し、行列の計算を行うことができること
  2. 反復法の考え方を説明できること
  3. 連立方程式の解法のアルゴリズムを説明できること
  4. 補間のアルゴリズムを説明できること
  5. 数値積分のアルゴリズムを説明できること
  6. 微分方程式の解法のアルゴリズムを説明できること
教科書
配布プリント
参考書
数値計算  戸川隼人 著  (岩波書店)
数値計算  州之内治男 著  (サイエンス社)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 ニュートン法と誤差 2
2 配列と行列1 1
3 配列と行列2 1
4 連立1次方程式の解法 ヤコビ法、ガウス・ザイデル法 2,3
5 連立1次方程式の解法 ガウスの消去法1 3
6 連立1次方程式の解法 ガウスの消去法2 3
7 ラグランジュ補間 4
8 中間試験
9 試験返却および解説、数値積分 台形則 5
10 数値積分 シンプソンの公式 5
11 1階常微分方程式の解法 オイラー法 6
12 1階常微分方程式の解法 修正オイラー法 6
13 1階常微分方程式の解法 ルンゲ・クッタ法 6
14 高階常微分方程式の解法 オイラー法 6
15 高階常微分方程式の解法 修正オイラー法 6
16 期末試験
17 試験返却および解説
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 配列を使って行列を表現し、行列の積などの複雑な行列計算を行うことができる。 配列を使って行列を表現し、行列の簡単な計算を行うことができる。 行列の簡単な計算を行うことができない。 A・B・C
2 反復法の考え方および収束判定について説明することができる。 反復法の考え方を説明することができる。 反復法の考え方を説明できない。 A・B・C
3 ヤコビ法、ガウスの消去法のアルゴリズムを説明でき、プログラムを作成できる。 ヤコビ法、ガウスの消去法のアルゴリズムを説明できる。 ヤコビ法、ガウスの消去法のアルゴリズムを説明できない。 A・B・C
4 補間のアルゴリズムを説明でき、プログラムを作成できる。 補間のアルゴリズムを説明できる。 補間のアルゴリズムを説明できない。 A・B・C
5 数値積分のアルゴリズムおよび分割数と誤差の関係を説明できる。 数値積分のアルゴリズムを説明できる。 数値積分のアルゴリズムを説明できない。 A・B・C
6 微分方程式の解法のアルゴリズムを説明でき、プログラムを作成できる。 微分方程式の解法のアルゴリズムを説明できる。 微分方程式の解法のアルゴリズムを説明できない。 A・B・C
到達度評価
定期試験を 80%、課題を 20% で評価する。
履修上の注意
欠課時間数が総授業時間の1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
事前学習・自己学習・関連科目
この授業では、専攻科1年のプログラミング演習で学習した内容を利用し、各種の数値計算プログラムを作成します。事前にしっかり復習しておいてください。

また、配布プリントを読んで授業の予習や復習を行い、計算方法の考え方を理解してください。プログラミングは、いきなりうまく作ることは難しいかもしれません。どうしてうまくいかないのかを探す方法や、間違っているところを修正する方法、結果を見てうまく計算できているか確認する方法を、授業を通して身につけるようにしてください。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) A
(生産工学・環境材料工学コース) A
(生物応用化学)
(電子工学)