平成29年度 シラバス
授業科目
生産技術表現演習
担当教員
吉川貴士
開講期
前期
科目番号
610012
対象学年・学科・コース
1年 生産工学専攻
(機械工学)
単位区分

単位数
1単位
授業概要・授業方針
論理的な文章構成および明快な文章表現方法について学ぶ。また、講義に加え、演習を行い、身につける。
到達目標
  1. 論旨をもった文章表現ができる
  2. 明快な文章表現方法を理解し、記述できる
  3. 論理的で正確な文章を構成することができる
教科書
上手な文章が面白いほど書ける本 瀬下恵介 著 (中経出版)
参考書
たった400字で説得できる文章術 樋口裕一 著 (幻冬舎)
レポートの組み立て方 若林敦 著 (朝倉書店)
日本語文章力 渡辺富美雄 著 (かんき出版)
問題解決力を鍛えるトレーニングブック 奈良井安 著 (かんき出版)
「超」勉強法・実践編 野口悠紀 著 (講談社文庫)
日本語の作文技術 本多勝一 著 (朝日文庫)
国語表現ハンドブック 長谷川泉 著 (明治書院)
授業要目
 1:授業の進め方、評価について。
2:論理的文章表現(論文と作文の違い)について
3:導入部の構成について
4:小論文の構成
5:演繹法・帰納法について
6:他人が書いた文章のおかしいところを指摘し、推敲する
7:メモの取り方、まとめ方


上記項目において講義と演習を組み合わせる。


到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 自分の考えをより多くの根拠を添えて、論理的に1000字程度で内容をまとめられている
タイトルに関係ない文章を含まず、根拠を示すことができる
根拠を示した文章表現ができない A・B・C
2 自分の考えだけでなく、他者の考えも踏まえながら、具体的な事例も記述できている
接続詞を適切に使って、段落ごとに一意の表現ができている
適切な接続詞の活用や一段落一意の表現ができない A・B・C
3 反対意見についても記述した上で、主張の妥当性を記述できる
根拠には、客観性の高い記述(事実、数字など)できる
客観性の高い記述ができない A・B・C
到達度評価
レポート(提出物)100%。なお、授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
履修上の注意
履修上の注意: 「書く」能力の向上には、その時間を意識的に増やすと共に「書く」ための学習が不可欠である。また、「考える」とは「書く」行動を伴うことで、深く・多方面から考えることができる。そこで、本授業では、自宅において、書く内容に応じた根拠ある情報を集め、自らの手を使って(自筆で)書くという行為を行う。
事前学習・自己学習・関連科目
・事前学習:新聞等から時事記事を準備し、本科目は課題についての論述であり、継続した日々の文章を読む・書く行為が大切である。

・自己学習:情報収集・小論文の課題

・関連科目:特別研究など
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) E-1
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)