平成29年度 シラバス
授業科目
デザインテクノロジー
担当教員
吉川貴士
開講期
前期
科目番号
610009
対象学年・学科・コース
2年 生産工学専攻
(機械工学コース)
単位区分

単位数
2単位
授業概要・授業方針
設計における原理・合理的手法を学ぶ。
また、ものづくりにおけるアイデアの創出から具現化およびその意思伝達の一連を理論的に学ぶ。
さらに、アイデアの評価方法について学ぶ。
一方、福祉機器開発における留意点なども学ぶ。
環境材料工学コースは必修科目ではない。
到達目標
  1. 商品やシステム開発における複数のアイデアの創造法を活用できる
  2. アイデア・設計における感性の評価方法などを理解し、活用できる
  3. アイデアを具現化する設計手法を理解し、活用できる
  4. ものづくりに人間工学的思考を加味できる
教科書
デザインテクノロジー 米山猛 著 (培風館)
参考書
エンジニアリングデザイン ナイジェル・クロス 著 荒木 監訳 (倍風館)
開発設計工学  中沢弘 著  (工業調査会)
人間科学と福祉工学 山口・竹田・村上 共著 (コロナ社)
創造力育成の方法 塚本真也 著 (森北出版)
ヒューマンデザインテクノロジー 山岡俊樹 著 (森北出版)
アイデア量産ノート 馬場了・河合正嗣 著 (明日香出版)
ものづくりの切り札中沢メソッド 中沢弘 著 (日科技連)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 授業の進め方および採点方法の説明、発想法の説明
2 メタコンセプト法、ブレーンストーミング法、ブレーンライティング法、
3 メカニカル発想法、思考展開法
4 設計開発工学(設計原理)
5 概念設計
6 設計手法(手順)
7 評価方法(コスト・ベネフィット法、点数評価法、レクサット法)
8 レクサット法(感性評価)
9 問題解決の基本手順とツール
10 独創的な商品開発
11 思考展開
12 バリューエンジニアリング
13 製造における完全自動化の弊害
14 ユニバーサルデザイン的発想
15 人間工学的発想
16 期末試験
17 エンジニアの責任
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 8種類以上のアイデア創出方法の違い(メリット・デメリット)を理解し、実際に課題解決の場において活用できる
5種類以上のアイデア創出方法を理解し、活用できる
5種類以上のアイデア創出方法を理解し、活用できない
A・B・C
2 5種類以上のアイデア評価方法の違い(メリット・デメリット)を理解し、かつ、感性の評価について客観的定量評価ができる
3種類以上の評価方法を理解し、活用できる
3種類程度の評価方法を理解し、活用できない
A・B・C
3 課題から設計仕様(評価基準)を具体的に設定し、解決策を複数提案できる
ものづくり(設計)手順を理解し、活用できる
課題から機能的要求を抽出し、解決策を提案できない A・B・C
4 設計手順において、人間の生理学的特性など理解し、それらを活用してユニバーサルデザイン的課題解決できる
人間の生理学的特性について理解し、ユニバーサルデザインの必要性を理解できる
人間の特性を理解できないまたは、ユニバーサルデザインの必要性が理解できない A・B・C
到達度評価
期末試験70%、製品開発能力(レポート)30%
なお、授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
履修上の注意
履修上の注意:本講義では演習時間が取れないので、学生自身の自己学習により、成果を仕上ることが求められる。課題の提出(レポート)は必須である。
事前学習・自己学習・関連科目
・事前学習:「創造設計製作」のアイデアの創出法および特許検索等を復習

・自学自習:学生自身の自学学習により、演習部分を行い、課題を仕上る。

・関連科目:「創造設計製作」「生産デザイン演習」
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) B-3
(生産工学・環境材料工学コース) B-3
(生物応用化学)
(電子工学)