平成28年度 シラバス
授業科目
CAD製図
担当教員
谷脇充浩
開講期
通年
科目番号
110307
対象学年・学科・コース
3年 機械工学科
単位区分
必修
単位数
3単位
授業概要・授業方針
前期はCADソフトの基本的な使い方を習得する.
後期はCADソフトを用いて,機械総合実習で製作した製品の図面を作成する.
到達目標
  1. CADシステムの役割と構成を説明できる。
  2. CADソフトの基本機能を理解し、モデリングやアセンブリができること。
  3. 部品図組立図から2次元図面を作成できる.
  4. CADソフトを使って基礎的なモデル解析,機構解析ができる.
教科書
3次元CAD製図 新居浜高専技術室
JISにもとづく機械設計製図便覧(第11版)  津村 利光 閲序/大西 清 著  (理工学社) 
参考書
機械製図 林洋次 監修 文部科学省検定済教科書 (実教出版)
Pro/ENGINEERによる実践3次元CADテキスト 上智大学設計製図教育委員会 編 (日刊工業新聞社)
初心者のための機械製図 第3版(森北出版)
授業要目
 前期
1.    3次元CADの総説(各フィーチャーについての基本概念,3次元でのモデリングとはなど)
2,3:  基本操作1 簡単な部品の作成
4,5,6:基本操作2 いろいろな形の部品(モデリング)の作成
7,8:  基本操作3 アセンブリ
9〜14: 歯車ポンプのモデリングおよびアセンブリ
15:   試験

後期
1.   かみ合いクラッチ式歯車減速機の作図(樹系図,空アセンブリによる配置,設計基準)
2〜5: 部品図作成・部品図検図・修正
6〜8: 組立図作成・組立図検図・修正
9〜13: 2次元図面の作成・検図・修正
14,15:3次元CADにおけるメカニズム機能(回転,モーター設定など)
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 CADシステムの役割と構成を説明できる。 CADシステムの役割を知っている。 CADが何かわからない。 A・B・C
2 CADソフトを用いて、品物のモデリングとアセンブリができる。 簡単な形状のモデリングとアセンブリができる。 CADが使えない。 A・B・C
3 モデリングから2次元図面にし、断面図や省略記号などを使って自由に編集できる。 モデリングから2次元図面にすることができ、寸法など追記できる。 2次元図面にできない。 A・B・C
4 結合方法やモータの設定などを理解し、自由に編集することで、モデル解析,機構解析ができる。 基礎的なモデル解析,機構解析ができる。 モデル解析,機構解析ができない。 A・B・C
到達度評価
定期試験(前期末試験,学年末試験の2回)50%,提出図面を50%とする.図面が1つでも提出されていない場合は単位は認めない.
履修上の注意
1,2年生の機械製図1および機械製図2で学んだ立体の2次元投影法の製図の基礎力をもとにして,コンピュータによる製図を行う.自分で長期の計画を立て,提出期限に遅れないよう自己管理(計画を立て、遂行)し,授業に取り組んでください。
事前学習・自己学習・関連科目
1,2年生の機械製図1および機械製図2で学んだ立体の2次元投影法を事前に復習しておくこと。