平成28年度 シラバス
授業科目
工学基礎実験
担当教員
谷口 佳文・松田 雄二・谷脇 充浩・粂野・岡田
開講期
後期
科目番号
110205
対象学年・学科・コース
2年 機械工学科
単位区分
必修
単位数
1単位
授業概要・授業方針
機械工学のあらゆる分野を学習する上で必要とされる力学(力、運動、エネルギー)について、実験を通して理解することを目標とする。
到達目標
  1. ニュートンの運動の3大法則が理解できること
  2. 振り子の周期が理解できること
  3. 力のつりあいやモーメントについて理解できること
  4. エネルギー保存則が理解できること
  5. 仕事や効率が理解できること
教科書
工学基礎実験テキスト  (新居浜高専・機械工学科)
参考書
高専の物理 第5版  和達三樹 監修  (森北出版)
授業要目
 1 ガイダンス  	
2 運動の法則(運動3大法則の実験)
3 運動の法則(運動3大法則の実験)
4 単振り子およびばね振り子の周期の測定
5 単振り子およびばね振り子の周期の測定
6 力・力のモーメントのつりあい実験
7 力・力のモーメントのつりあい実験
8 物体の運動とエネルギーの実験
9 物体の運動とエネルギーの実験
10 重力加速度の測定
11 重力加速度の測定
12 応用実験ガイダンス
13 応用実験 力学をテーマにして動くものの製作と実験
14 応用実験 製作物のプレゼンテーション
15 期末試験
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 ニュートンの運動の3大法則が示す物理現象を理解・考察でき、様々な物理量の測定のために実験器具などを使うことができる。 ニュートンの運動の3大法則が示す物理現象について、模範に沿って基礎的な物理量の測定の実験ができ、データの整理とまとめができる。 ニュートンの運動の3大法則が示す物理実験を通じて、工学に対する関心や探究心を持つことができる。 A・B・C
2 振り子が示す物理現象を理解・考察でき、様々な物理量の測定のために実験器具などを使うことができる。 振り子について、模範に沿って基礎的な物理量の測定の実験ができ、データの整理とまとめができる。 振り子についての物理実験を通じて、工学に対する関心や探究心を持つことができる。 A・B・C
3 力のつりあいやモーメントが示す物理現象を理解・考察でき、様々な物理量の測定のために実験器具などを使うことができる。 力のつりあいやモーメントが示す物理現象について、模範に沿って基礎的な物理量の測定の実験ができ、データの整理とまとめができる。 力のつりあいやモーメントについての物理実験を通じて、工学に対する関心や探究心を持つことができる。 A・B・C
4 エネルギー保存則が示す物理現象を理解・考察でき、様々な物理量の測定のために実験器具などを使うことができる。 エネルギー保存則が示す物理現象について、模範に沿って基礎的な物理量の測定の実験ができ、データの整理とまとめができる。 エネルギー保存則についての物理実験を通じて、工学に対する関心や探究心を持つことができる。 A・B・C
5 仕事や効率を理解・考察でき、様々な物理量の測定のために実験器具などを使うことができる。 仕事や効率について、模範に沿って基礎的な物理量の測定の実験ができ、データの整理とまとめができる。 仕事や効率についての実験を通じて、工学に対する関心や探究心を持つことができる。 A・B・C
到達度評価
報告書(5テーマ)を50%、テスト(5テーマ)を40%、応用実験報告書と出席状況を10%とし、100点満点で評価する。
履修上の注意
履修上の注意:高専において、実験は、将来、実践的技術者として活躍するために、最も重要な科目として位置づけられています。特に、機械工学においては高学年になるに従い、力学を中心とする物理現象に関する知識を必要とします。そこで、工学基礎実験においては、基礎理論を使って実験結果を考察することにより、理論と現象を関連付けて理解するように努力してください。
事前学習・自己学習・関連科目
事前学習:指導書の予習
関連科目:「物理1」