| 授業科目 電気回路２ |
担当教員 城戸 隆 |
開講期 通年
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| 科目番号 130303 |
対象学年・学科・コース 3年 電子制御工学科 |
単位区分 |
単位数 2単位 |
| 授業概要・授業方針
電気回路２は、２年の電気回路1で学習した交流回路の基礎知識をベースにして、より数学的な手法を活用して理解を深めることを基本的なねらいとしている。さらに、変成器結合回路、回路の諸定理などについても学習する。４年の電気回路３・４、専攻科の電気回路特論へと展開される電気回路論の基礎的実力を付ける。
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到達目標
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| 授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
| 前期 |
| 1 | 正弦波と複素数の対応 | 1 | |
| 2 | インピーダンス | 1 | |
| 3 | アドミタンス | 1 | |
| 4 | 演習・小テスト | 1 | |
| 5 | 有効電力・無効電力 | 1 | |
| 6 | 複素電力 | 1 | |
| 7 | 演習・小テスト | 1 | |
| 8 | 《前期中間試験》 | 1 | |
| 9 | 直並列回路（1） | 2 | |
| 10 | 直並列回路（2） | 2 | |
| 11 | 直並列回路（3） | 2 | |
| 12 | 演習・小テスト | 2 | |
| 13 | 共振回路（1） | 2 | |
| 14 | 共振回路（2） | 2 | |
| 15 | 演習・小テスト | 2 | |
| 16 | 《前期末試験》 | 2 | |
| 17 | 試験返却、復習 | ２ |
| 後期 | 自己点検 |
| 1 | 相互インダクタンス（1） | 3 | |
| 2 | 相互インダクタンス（2） | 3 | |
| 3 | 演習・小テスト | 3 | |
| 4 | 変成器と等価回路 | 3 | |
| 5 | 理想変成器 | 3 | |
| 6 | 変成器を含む交流回路 | 3 | |
| 7 | 演習・小テスト | 3 | |
| 8 | 《後期中間試験》 | 3 | |
| 9 | 重ねの理 | 4 | |
| 10 | テブナンの定理、ノートンの定理（1） | 4 | |
| 11 | テブナンの定理、ノートンの定理（2） | 4 | |
| 12 | 四端子網回路（1） | 4 | |
| 13 | 四端子網回路（2） | 4 | |
| 14 | 四端子網回路（3） | 4 | |
| 15 | 演習・小テスト | 4 | |
| 16 | 《学年末試験》 | 4 | |
| 17 | 試験返却、復習 | ４ |
| 到達達成度の指標（ルーブリック） |
| 到達 目標 |
理想的なレベル（Ａ）の目安 | 標準的なレベル（Ｂ）の目安 | 未到達なレベル（Ｃ）の目安 | 自己評価 |
| 1 | 直列、並列接続回路のインピーダンス・アドミタンスの相互変換、その回路に対応したフェーザ図が作図出来た上で、複素電圧・電流・電力の計算が出来る。 | 直列、並列接続回路のインピーダンス・アドミタンスの相互変換、その回路に対応したフェーザ図が作図出来た上で、複素電圧・電流の計算が出来る。 | 直列、並列接続回路のインピーダンス・アドミタンスの相互変換、その回路に対応したフェーザ図が作図出来ない。 | Ａ・Ｂ・Ｃ |
| 2 | 直列、並列共振回路を理解し、それらのインピーダンスあるいはアドミタンスが計算できるだけでなく、共振器のQや共振周波数を共振器に蓄えられるエネルギーと関連づけて説明できる。 | 直列、並列共振回路を理解し、それらのインピーダンスあるいはアドミタンス、共振器のQや共振周波数を計算できる。 | 直列、並列共振回路が理解出来ずにそれらのインピーダンスあるいはアドミタンスが計算出来ない。 | Ａ・Ｂ・Ｃ |
| 3 | 変成器について理解し、相互インダクタンスを含んだ変成器の基本式や等価回路を用いて一次側、二次側の電流、電圧、インピーダンスが計算出来るだけでなく、m個のコイルを持つ変成器においても対応して説明できる。 | 変成器について理解し、相互インダクタンスを含んだ変成器の基本式や等価回路を用いて一次側、二次側の電流、電圧、インピーダンスが計算出来る。 | 変成器について理解出来ずに相互インダクタンスを含んだ変成器の基本式や等価回路を用いて一次側、二次側の電流、電圧、インピーダンスが計算出来ない。 | Ａ・Ｂ・Ｃ |
| 4 | 重ね合わせの理、鳳-テブナンの定理、帆足-Millmanの定理、補償定理や供給電力最大の定理を理解し、回路の電圧・電流の計算ができる。 | 重ね合わせの理、鳳-テブナンの定理を理解し、回路の電圧・電流の計算ができる。 | 重ね合わせの理、鳳-テブナンの定理を理解出来ず、回路の電圧・電流の計算ができない。 | Ａ・Ｂ・Ｃ |
| 到達度評価
定期試験 80%、演習・小テスト・課題提出 20%で評価する。
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| 履修上の注意
「授業内容」に対応する教科書および配布プリントの内容を事前に読んでおくこと。また、前回の授業ノートをよく復習しておくこと。課題として、授業の復習となる演習問題を課すので、しっかり解けるようになっておくこと。本科目の理解には、数学、物理の基礎的な素養を必要とする。
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| 事前学習・自己学習・関連科目
内容は電気回路１、基礎電気数学、電気電子実験2と連携しており、電気回路3、4のための基礎となる。
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