平成28年度 シラバス
授業科目
情報処理2 
担当教員
柏尾 知明
開講期
通年
科目番号
130206
対象学年・学科・コース
2年 電子制御工学科
単位区分

単位数
2
授業概要・授業方針
情報処理2ではC言語によるプログラミングの学習を通じてコンピュータの仕組みや働きを理解するとともに,表現が理論的に正しく,構造的に明解でわかり易いプログラムの作法を身につける.さらに,一連の授業を通じてコンピュータよる情報の伝達や処理のための基礎知識と技術を修得する.
到達目標
  1. ハードウェアとソフトウェア,プログラミングの役割と関係が理解できる
  2. 変数の型と宣言が理解でき,文字データと数値の入出力ができる
  3. 数値の演算ができ,演算の優先順位,比較や反復の書式が理解できる
  4. 配列を理解し,利用できる
  5. 関数を理解し,簡単な関数が作成できる
  6. 構造体やポインタを理解し,利用できる
  7. ファイルの入出力と基本的なプログラミングができる
教科書
中村 隆一:学生のための詳解C (東京電機大学出版局)
参考書
牛田啓太: 教える・学ぶ C言語入門 (技術評論社)
北 栄輔、玉城龍洋: 基本から学ぶC言語プログラミング
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1 プログラミングの概要 1
2 プログラムの作成手順 1,2
3 文字データと数字データの入出力 2
4 式の計算(四則演算と演算の優先順位) 3
5 選択処理(if文、関係演算子と等価演算子) 3
6 選択処理(if〜else文、論理演算子) 3
7 課題演習 1,2,3
8 前期中間試験
9 前期中間試験返却・復讐
10 反復処理(for文) 3
11 反復処理(while文) 3
12 無限ループ 3
13 1次元配列(宣言と初期化) 4
14 1次元配列(データの格納と応用) 4
15 課題演習 3,4
16 前期末試験
17 前期末試験返却・復讐
後期 自己点検
1 2次元配列 4
2 文字列の処理 4
3 簡単な関数 5
4 引数をもつ関数 5
5 戻り値をもつ関数 5
6 構造体 6
7 課題演習 4,5,6
8 後期中間試験
9 後期中間試験返却・復習
10 ポインタ 6
11 ポインタと配列 6
12 ファイル入出力 7
13 応用プログラム例 7
14 プログラミング演習 7
15 課題演習 6,7
16 学年末試験
17 学年末試験返却・復習
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 ハードウェアとソフトウェア,プログラミングの役割と関係が理解できる ハードウェアとソフトウェア,プログラミングのそれぞれ役割が理解できる ハードウェアとソフトウェア,プログラミングの役割と関係が理解できない A・B・C
2 変数の型と宣言を理解し,文字データと数値の入出力ができ,応用できる 変数の型と宣言を理解し,文字データと数値の入出力ができる 変数の型と宣言を理解できず,文字データと数値の入出力ができない A・B・C
3 数値の演算ができ,演算の優先順位,比較や反復の書式を理解し,応用できる 数値の演算ができ,演算の優先順位,比較や反復の書式が理解できる 数値の演算ができず,演算の優先順位,比較や反復の書式が理解できない A・B・C
4 配列を理解し,応用できる 配列を理解し,利用できる 配列を理解できない A・B・C
5 関数を理解し,簡単な関数を作成でき,応用できる 関数を理解し,簡単な関数を作成できる 関数を理解できない A・B・C
6 構造体やポインタを理解し,応用できる 構造体やポインタを理解し,利用できる 構造体やポインタを理解できない A・B・C
7 ファイルの入出力を応用でき,プログラミングができる ファイルの入出力と基本的なプログラミングができる ファイルの入出力と基本的なプログラミングができない A・B・C
到達度評価
定期試験:60%,プリント・演習:20%,理解度テスト:20%
履修上の注意
情報処理1の基礎的な内容を再度復習しておくことを勧める.
事前学習・自己学習・関連科目
事前学習:教科書をあらかじめ読んでおくこと.
自己学習:演習課題があるので,課題を完成させ復習しておくこと.
関連科目:情報処理1