平成28年度 シラバス
授業科目
日本文化史
担当教員
佐伯徳哉
開講期
後期
科目番号
600101
対象学年・学科・コース
1年 全専攻
単位区分
選択必修
学修単位
単位数
2単位
授業概要・授業方針
近代以前における日本の産業遺産の特色と歴史的意義を、石見銀山遺跡の世界遺産登録の過程で行われた文献史学・考古学・地理学・科学などの多角的研究、国際会議、類似遺産との比較研究をひもときながら考える。


到達目標
  1. 古文書・絵図・考古資料などに残された情報から伝統的な日本の産業文化の特色を読み取り説明できる。
  2. 石見銀山やその他の世界遺産鉱山の映像情報から、おのおのの生産技術とその特徴を読み取り比較説明できる。
  3. 東アジア的・世界史的な交流という広い視野から日本史上の諸事象を論理的に説明できる。
  4. 石見銀山遺跡の世界遺産登録に至る過程を題材に産業遺産の登録の今日的意義や課題について洞察し説明できる。
教科書
レジュメプリント 資料プリント等
参考書
なし
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1
2
3
4
5
6
後期 自己点検
1 世界遺産とは何か
4
2 石見銀山遺跡の概要と世界遺産登録へのプロセス
2.4
3 石見銀山の通史(1)
1.2.3
4 石見銀山の通史(2)
1.2.3
5 石見銀山の日本史上の意義(1)
1.2.3
6 石見銀山の日本史上の意義(2)
1.2.3
7 石見銀山の世界史上の意義
1.2.3
8 石見銀山の構成資産と関係資料(1) 1.2.3
9 石見銀山の構成資産と関係資料(2)
1.2.3
10 石見銀山の構成資産と関係資料(3)
1.2.3
11 鉱山遺跡の顕著な普遍的価値に関する国際会議から(1)
1.2.3.4
12 鉱山遺跡の顕著な普遍的価値に関する国際会議から(2)
1.2.3.4
13 海外類似資産との比較研究(1)
2.3.4
14 海外類似資産との比較研究(2)
2.3.4
15 海外類似資産との比較研究(3)
2.3.4
16 石見銀山遺跡の顕著な普遍的価値について

1.2.3.4
17 期末試験
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 文字・絵図資料を読み、考古資料を観察し相互に関連させて生産過程を説明できる。


文字・絵図資料を読み、考古資料を観察してその内容を説明できる。


いずれの資料についても内容を説明ができない。


A・B・C
2 日本と欧米の産業文化の特徴とその背景に関して映像情報をもとに比較説明できる。


日本や欧米の産業文化の特徴について映像情報を見ながら比較説明できる。


日本や欧米の産業文化の特徴を映像情報から読み取れない。


A・B・C
3 世界史的な歴史事象と日本史上の歴史事象の連動を動態的・構造的に叙述できる。


世界史的交流と日本との関係を大きく把握し、文章または口頭で説明できる。


双方の関係を結び付けてとらえることができない。


A・B・C
4 登録の意義・課題を、歴史・文化の外、国際政治・社会問題、地域問題の中にも見出せる。


登録の意義・課題を歴史・文化的側面から説明できる。


登録の意義・課題を歴史・文化的側面からも説明できない。


A・B・C
到達度評価
定期試験80%、提出物・発表20%で評価する
履修上の注意
本科1年次の地理、2年次の歴史1(世界史)、3年次の歴史2(日本史)で学習したことを踏まえながら、日本や世界の産業遺産の特徴や産業文化を、広い視野から考察することが大切です。

事前学習・自己学習・関連科目
本科で勉強した地理・歴史(15世紀〜19世紀の日本史と東アジア史、ヨーロッパ史、中南米史)をおさらいしておいてください。また、金属・動力源、森林資源と自然環境などに関する知識も整理しておいてください。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)