平成25年度 シラバス
授業科目 担当教員 開講期
化学数学2 勝浦 創 後期
科目番号 対象学年 履修上の注意 単位数
630002 1年 生物応用化学専攻 必修 2単位
授業概要
偏微分方程式とその応用としてシュレディンガーの波動方程式について解説する。物理化学や化学工学の分野における、基本的な問題を解くことができる能力を身に付けさせることを目的とする。また、量子化学の基礎となるシュレディンガーの波動方程式にも触れる。
  到達目標
   1. ラグランジュの微分方程式が解けること。
   2. 一般の1階の偏微分方程式が解けること。
   3. 2階の偏微分方程式の分類ができること。
   4. ラプラスの方程式が解けること。
   5. シュレディンガーの波動方程式がとけること。
教科書
化学者のための数学十講 大岩正芳 (化学同人)
化学数学2配布プリント 勝浦作成
参考書
なっとくする化学数学 佐藤博保
化学を学ぶ人のための基礎数学 ピータ・デビット 著 北浦和夫 他訳 (化学同人)
物理化学(上)、(下) マッカーリ、サイモン 著 千原秀昭 他訳(東京化学同人)
量子化学III 化学者のための数学入門12章 中田宗隆 著(東京化学同人)
化学のための数学入門 川瀬雅也・内藤浩忠 著(化学同人)
授業の進め方
 各授業において配布するプリントに沿って授業を進める。各授業における重要な点や理解度を確認させる目的で、授業の最後に問題を与え、レポートとして提出させる。
授業内容
1 偏微分方程式について
2 ラグランジュの偏微分方程式
3 全微分方程式
4 一般の1階偏微分方程式の解法
5 2階の偏微分方程式の分類
6 ラプラシアンの極座標、球面座標による表し方
7 ラプラス方程式の解法1
8 ラプラス方程式の解法2
9 中間試験
10 シュレディンガーの波動方程式
11 波動方程式に含まれる情報
12 並進運動
13 振動運動
14 回転運動
15 期末試験
成績評価の方法
 中間試験と期末試験の結果を80%、レポートを20%(採点あり)として評価する
学生へのメッセージ
 化学数学1の内容と比べて難しいため、量子化学や化学工学の学習の基礎となる基本的な問題のみを取り扱う。数学の授業で学習した内容については、必要に応じて復習すること。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
      B-1