平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
電気工学概論2 井門 英司 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
110508 5年 機械工学科 選択必修 2単位
授業概要
発電所でつくられた交流の電気は、変圧器、送電線、配電線を経由して工場、ビル、家庭へ送られ消費される。ここでは、交流の取り扱い、電気機器の構造・特徴、発電、電力輸送などを解説する。
  到達目標
   1. 電界と電位を表現できること。
   2. 交流の特徴を表現し、交流電力を計算できること。
   3. 電気機器の構造と特徴を説明できること。
   4. 整流回路とインバータの働きを説明できること。
   5. 各種の発電方式の概要と電力輸送の仕組みを説明できること
教科書
機械系の電気工学 深野あづさ著(コロナ社)4年次から継続
参考書
なし
授業の進め方
教科書に沿って進めるが、省略する部分と追加する新しい項目がある。試験はノートの内容を中心に、例題、練習問題に関連する内容を出題する。また、区切りのいいところで小テストを行う。
授業内容
前期 後期
1 静電気 1 交流電力、力率、無効電力
2 電界と電位 2 三相交流
3 コンデンサと静電容量 3 三相負荷、三相電力
4 コンデンサのエネルギー 4 誘導電動機の構造、回転磁界
5 演習 5 誘導電動機の始動と速度制御
6 正弦波交流の周期、周波数、角周波数 6 同期機の構造
7 瞬時値、最大値、位相、演習 7 演習
8 中間試験 8 中間試験
9 交流の実効値 9 同期発電機・同期電動機
10 交流のベクトル表示、複素数 10 直流電動機
11 交流の基本回路(R, L, C) 11 パワーエレクトロニクス
12 RL直列回路、インピーダンス 12 水力・火力・原子力発電ほか
13 RC直列回路、RLC直列回路 13 送電・配電(電力の輸送)
14 直列共振、共振の鋭さ、演習 14 演習
15 前期末試験 15 学年末試験
成績評価の方法
定期試験(中間、期末)を80%、小テスト(臨時試験を含む)を20%の割合で評価する。
学生へのメッセージ
機械と同様に電気も産業の基盤である。電気で動く機械、電気を使用する装置は、工場だけでなく身近なところに多数ある。電気の知識を習得することにより、将来、どのような分野を専攻しても、活躍の場がさらに拡がるだろう。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース