平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
応用数学A 森本峯世 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
110401 4年 機械工学科 選択必修 2
授業概要
工学・生産技術の基礎となる各分野についての基礎知識を理解・定着させることを目標とする。同時に、工学・生産技術への応用力を養成すること、即ち、数学ユーザーとしての問題解決能力を身につけることも目標とする。
  到達目標
   1. ラプラス変換および逆ラプラス変換の計算ができ、理解できること。
   2. ラプラス変換を使って微分方程式を解けるようにすること。
   3. フーリエ級数が計算でき、フーリエ級数の収束が理解でき、フーリエ係数が線スペクトルとなることが理解できること。
   4. フーリエ変換が計算でき、フーリエ変換が連続スペクトルとなることが理解できること。
   5. ベクトルの内積・外積の計算ができ、理解できること。
   6. ベクトルの時間変化・微分、速度ベクトルの軌跡が理解できること。
   7. 複素数の極形式・ド・モアブルの公式について計算ができ、理解できること。
   8. 正則関数、コーシー・リーマンの関係式を理解できること。
教科書
応用数学(高遠節夫他著)大日本図書
参考書
応用数学問題集(高遠節夫編著)大日本図書
授業の進め方
次の3点により学習内容の定着第一と考え、計算力、数学的理論展開の養成を目指す。(1)手を動かし、自ら考える演習を行う。(2)数式理解に図による理解を結合し、総合的理解を図る。(3)応用例や実用例に言及し、幅広い知識を与える。併せて、常にモラル教育を意識し、教員と学生の緊張ある信頼関係を築き、学習効果を増す。
授業内容
前期 後期
1 ラプラス変換 定義と例 1 ベクトル解析 ベクトルとは
2 ラプラス変換 基本的性質 2 ベクトル解析 外積
3 ラプラス変換 逆ラプラス変換 3 ベクトル解析 ベクトル関数
4 ラプラス変換 微分方程式への応用 4 ベクトル解析 スカラー場とベクトル場
5 ラプラス変換 たたみこみ 5 ベクトル解析 曲線・曲面
6 ラプラス変換 伝達関数 6 ベクトル解析 勾配
7 ラプラス変換 演習 7 ベクトル解析 演習
8 中間試験 8 中間試験
9 フーリエ解析 フーリエ級数 9 複素関数 複素数と極形式
10 フーリエ解析 複素フーリエ級数 10 複素関数 ド・モアブルの公式
11 フーリエ解析 偏微分方程式への応用 11 複素関数 複素関数
12 フーリエ解析 演習 12 複素関数 正則関数
13 フーリエ解析 フーリエ変換 13 複素関数 コーシー・リーマンの関係式
14 フーリエ解析 スペクトル 14 複素関数 演習
15 前期末試験 15 後期末試験
成績評価の方法
定期試験を80%、小テストを20%として評価する。
学生へのメッセージ
本授業は工学・生産技術の基礎であり、将来の応用範囲は広い。基本事項の確実な理解と、応用例や実用例に極力言及するので、実社会・日常での事例にも関心をもち、基礎・応用両面での理解をふかめること。授業中のマナーに気をつけて、特に復習・予習の習慣をつけること。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
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