平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
機械製図2 玉男木隆之 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
110202 2年 機械工学科 必修 4単位
授業概要
機械要素の規格・略図法を理解し、加工・発注ができるための図面を描く。
また、これら要素は単品で使うことはないので、組立図を仕上げることを目標とする。
さらに、当授業内で描いた図面をもとに、次年度「総合実習」の授業において製作(加工・組み立て)することで、加工図面の持つ意味を理解することにつなげる。
  到達目標
   1. 機械要素の略図を描くことができる
   2. 複数の機械要素からなる組立図を仕上げることができる
   3. 加工図面を仕上げるために必要なJIS規格を理解し、記述できる
   4. 第三者が見て、製作できる加工図面を描くことができる
教科書
初心者のための機械製図 第3版 藤本元/御牧拓郎 監修(森北出版)
機械設計製図便覧 第11版 大西清 著(理工学社)
参考書
新編JIS機械製図 第4版 吉澤武男 編著(森北出版)
機械製図 林洋次 監修(実教出版)
授業の進め方
個々の機械要素に関連した機械製図の規格および規定を説明し、それら要素を取り入れた装置等について説明を行う。その後、それら要素を含む組立図を製図する。また、図面はお互い他者評価を行い検図する。加工法やはめあい、幾何公差などを考えながら製図する。
授業内容
・機械要素の規格を理解し、略図・組立図を描く。
 (ボルト・ナット、キー・ピン、プーリー・スプライン、
  軸継手・ベアリング、各種歯車、Oリング・シール、ジャッキ)
・デザイン工学演習におけるミニロボット製作のための加工・組立図面の製図
・幾何公差
・溶接
・減速機(加工部品図、組立図)
成績評価の方法
提出図面を60%、中間試験と期末試験を40%で評価する。
なお、提出物はすべて提出しなければ、単位は認められない。
学生へのメッセージ
機械製図1を理解したものとして授業を行う。
したがって、機械製図1で学習したものは自分で復習することを期待する。
なお、わからない点は質問されたし。
図面を描くにあたって加工方法・他部品との関係を考えることが重要である。