平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
卒業研究 環境材料工学科全教員 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
151516 5年 環境材料工学科 必修 12単位
授業概要
5学年の学生を全教員で分担担当し、あるテーマの下で研究に取り組ませる。問題点を見出し、解析し、解決や改良の方法を探るという一連の過程の中で、工学分野における創造的な能力の向上を図る。
  到達目標
   1. 研究テーマの目的を、社会的背景や既往の研究と関連づけて理解できること。
   2. 研究テーマに沿って実験を遂行し、その結果を観察・記録し、実験ノートに整理できること。
   3. 得られた実験データから導かれる解釈を正しく理解できること。
   4. 実験成果を取りまとめ、論理的に文書で記述できること。
   5. 実験成果を口頭で発表し、討論において受け答えができること。
教科書
なし
参考書
なし
授業の進め方
指導教員の下で自主的に取り組む、結果を報告書にまとめると同時に、発表会にて各自が発表を行う。
授業内容
  金属材料や無機材料等を対象として、微視的な内部の構造変化、機械的または電気的特性の変化等を
測定したり、また機能の向上に向け改良を加えるなど、各種の装置にて基礎的な実験を重ね、得られた
結果について考察し、報告書をまとめ上げ、発表する。主な研究テーマは、以下の通りである。


1. TiAl基合金の高温酸化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・高橋
     3元系Ti-Al-Zr合金の相互拡散
2. 耐摩耗性材料の開発             ・・・・・・・・・・平尾
3. 酸化鉛を含まない新しい低融点ガラスの開発・・・・・・・・・・・・新田
     新製造法による強誘電材料の作製技術開発
4. 動的応答を用いたインテリジェント・ガスセンサシステムの開発・・・松原
5. 高性能熱電材料の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・志賀
     鉄鋼材料の強加工によるナノ結晶化
6. 光触媒薄膜の形成に関する研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・松英
薄膜の内部応力評価に関する研究
     「たたら」製鉄法による和鋼の生成と鍛錬に関する研究
7. 機能性ガラスの作製・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・朝日
     無機系廃棄物の有効利用に関する研究
8. 強誘電体薄膜の作製・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日野
     臭気浄化フィルターの開発
     6000系アルミ合金の拡散
9. 新しい機能をもつフォトクロミック化合物の開発・・・・・・・・・・高見
10. 癌の誘導焼灼療法に用いる材料に関する研究・・・・・・・・・・・・平澤
成績評価の方法
 研究遂行時に記入している実験ノートおよび実験遂行能力(40%)、卒業研究発表(30%)、卒業研究論文(30%)
として総合的に評価する。
学生へのメッセージ
 卒業研究は、与えられたテーマ(問題)を解決するための計画立案、実験準備、実験実施、データ整理、考察、報告書作成、発表に至る一連の手法を学ぶものである。これらの手法は、社会に出て非常に役立つものであるから、積極的に卒業研究に取り組み、十分身につけるよう努力すること。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
C-1、C-2、E-1 C-1、C-2、E-1