平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
エネルギー材料工学 朝日太郎 後記
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
151504 5年　環境材料工学科 学修単位・選択必修 1単位
授業概要
物質文明の進歩とともにエネルギー資源の枯渇が問題視されるようになり、社会・経済的な側面からもエネルギー問題を総括的に理解する必要が生じている。この授業では、持続可能な循環型社会の構築に向けて、各種エネルギーの基礎と変換・利用技術について学ぶこととする。
　　到達目標
　　　1. エネルギー資源概況、世界および日本のエネルギー問題の現状について理解できること。
　　　2. 各種エネルギーの利用方法や代替技術について理解できること。
　　　3. 各種化学プロセスにおけるエネルギー収支の基礎について理解できること。
教科書
配布プリント
参考書
資源・エネルギー工学要論、世良 力 著、東京化学同人
トコトンやさしいエネルギーの本、山崎耕造 著、日刊工業新聞社
知っておきたいエネルギーの基礎知識、齋藤勝裕 著、ソフトバンククリエイティブ（株）
ベーシック化学工学、橋本健治 著、化学同人
授業の進め方
配布プリントを中心に板書形式で講義を進める。課題を適時実施して、講義内容の理解度を深める。また、関連する分野の科学記事などを紹介し、広く環境科学や材料科学に関する内容への興味を深めてもらう。
授業内容
1 エネルギーの基礎�　粉超�とエネルギー）
2 エネルギーの基礎�◆淵┘優襯�ーの種類の概要と分類）
3 化学反応とエネルギー
4 燃焼のエネルギー（化石燃料）
5 電気のエネルギー（各種発電の原理）
6 電池のエネルギー（燃料電池、太陽電池）
7 自然のエネルギー（風力、海洋、地熱、バイオマスエネルギー）
8 中間試験
9 原子核のエネルギー（原子物理学の基礎、原子力発電）
10 省エネルギー（エネルギーの有効利用について）
11 流体の流れによるエネルギー移動�　粉鋲發領�体のエネルギー収支）
12 流体の流れによるエネルギー移動�◆頁甘戮猟蟲繊∩慘�と乱流）
13 熱の流れによるエネルギー移動�　陛粗魁�対流、輻射）
14 熱の流れによるエネルギー移動�◆閉桓勝Υチ隋�
15 期末試験
成績評価の方法
この科目は学修単位科目であるので、（４５時間−講義時間）以上の自学自習を必要とする。したがって、科目担当教員が課した課題の内、{（４５時間−講義時間） ×3 /4}時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。（各課題ごとの時間は担当教員が設定する。）
成績は、定期試験80%、課題20%として評価する。
学生へのメッセージ
関連する周辺分野（無機・有機化学、物理化学、環境科学など）の勉強を統合して、種々のエネルギー問題に関して材料工学分野がどのように関連しているかを、身近な例を通じて理解して欲しい。参考書も大いに活用すべきである。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)		 学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース