平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
有機化学 高見静香 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
151406 4年 環境材料工学科 選択必修 2単位
授業概要
医薬品、液晶モニター、プラスチック、色素などの有機材料は、有機分子ひとつひとつの相互作用(分子間相互作用)により大きな集合体を形成したものである。これら、有機材料の性質は、有機分子の性質(機能)に反映される。本講義では、有機化合物の結合や構造についての基本原理および基本事項を述べた後、様々な有機化合物の構造・物性・化学反応について説明する。
  到達目標
   1. 有機化合物の結合と軌道の概念および電子のかたよりを理解する。
   2. 有機反応の基本様式を理解する。
   3. 基本的な有機化合物の名称・構造・物性・化学反応を理解する。
教科書
三訂版 有機化学 小林啓二著 裳華房
参考書
ポイント有機化学演習 池田正澄・石橋弘行・杉本國弘・三木康義 廣川書店
図解雑学 有機化学のしくみ 斎藤勝裕著 ナツメ社
決定版 やさしい有機化学 斎藤勝裕著 講談社
授業の進め方
教科書の内容に従い分子模型を活用して授業を進めていく。随時、プリント課題等を配布し、各章の終りには問題演習を行い理解度を確認する。小テストも行いながら授業を進める。
授業内容
前期 後期
1 Introduction:有機化合物-分子レベルの視点 1 アルケンとアルキン(3)
2 結合の方向性と分子の構造(1) 2 アルケンとアルキン(4)
3 結合の方向性と分子の構造(2) 3 鏡像異性体(1)
4 結合の方向性と分子の構造(3) 4 鏡像異性体(2)
5 分子の中の電子のかたより(1) 5 鏡像異性体(3)
6 分子の中の電子のかたより(2) 6 アルカンのハロゲン置換体(1)
7 分子の中の電子のかたより(3) 7 アルカンのハロゲン置換体(2)
8 中間試験 8 中間試験
9 アルカンとシクロアルカン(1) 9 アルカンのハロゲン置換体(3)
10 アルカンとシクロアルカン(2) 10 アルカンのハロゲン置換体(4)
11 アルカンとシクロアルカン(3) 11 ベンゼンと芳香族炭化水素(1)
12 アルカンとシクロアルカン(4) 12 ベンゼンと芳香族炭化水素(2)
13 アルケンとアルキン(1) 13 ベンゼンと芳香族炭化水素(3)
14 アルケンとアルキン(2) 14 ベンゼンと芳香族炭化水素(4)
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験80%、課題(小テスト・レポート等)20%で成績評価を行う。
学生へのメッセージ
有機化学は基本を理解することが大事です。暗記科目ではなく、基本項目を活用すれば理解できる学問です。特に、前期中間、期末までを理解できるように授業で学んだところは、教科書を見て復習をしてください。
関連する科目として、高分子材料学、環境材料工学1があります。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
  B-1