平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
機械工作法 松英 達也 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
151205 2年 環境材料工学科 自由選択 2単位
授業概要
今日、身の回りにあるすべての製品は、必ず人の手によりなにかしらの加工が行われています。その中でも機械加工とは、科学文明を支える様々な利器を作り出す技術である。本講義では、機械工作を材料を加工して組み立てるものとしてだけにとどまらず、人間の生活を豊かにするための学問としてとらえ、技術や知識を学ぶ事を目標とする。
  到達目標
   1. 機械工作の基礎が理解できること
   2. 工作機械の名称・特徴を理解できること
   3. ものづくりにおける精度や経済的な問題について理解できること
教科書
新機械工作  吉川昌範 他著  実教出版
参考書
なし
授業の進め方
基本的には教科書・プリント・板書を中心に講義を進めるが、それ以外にも機械工作で使用する工具などの実物や写真を見せて理解を深める。
授業内容
前期 後期
1 機械工作とは何か 1 せん断加工1
2 機械のできるまで(PDCAサイクルなど) 2 せん断加工2
3 機械工作法の種類 3 曲げ加工1
4 素形材をつくる(圧延加工1 熱間加工) 4 曲げ加工2
5 圧延加工2(熱間加工)
5 絞り加工1
6 圧延加工3(冷間加工) 6 絞り加工2
7 棒材をつくる(押出し加工) 7 ガス溶接
8 中間試験 8 中間試験
9 鋳造 9 アーク溶接1
10 溶けた金属を固める(鋳型) 10 アーク溶接2
11 溶けた金属を固める(金属の凝固) 11 残留応力と割れ、溶接以外の接合方法(ろう接など)
12 鋳造の問題点と対策 12 切削加工1(旋削)
13 鍛造  13 切削加工2(平削り・形削り)
14 粉末成形(焼結) 14 切削動力の求め方
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験を80%、レポート・小テストの評価を20%とする
学生へのメッセージ
機械加工には、できることとできないことがあること、また、加工を行うためには工作機械の知識だけでなく、付随する多くの物事を知らなければならないことを理解してもらいたい。