平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
美術 斎藤栄嗣 前期または後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
104620 1年 全学科 同時開講 1単位
授業概要
「つくることは見つけること」この言葉はピカソの有名な一言である。美術の基本は、自分に関わる対象物に対して関心を持ち、どのように追求するかである。見慣れたものでも意外に気づいていないことや知らないことがたくさんある。この授業では「描く」「つくる」「イメージする」「鑑賞する」といった行為を通して、もう一度、色々なものを観察し直して、自由に表現することを目標とする。
  到達目標
   1. 今まで気づかなかったことをできるだけ発見し、自分の感性を大切にして表現できるようになることを目標とする
教科書
教員の自作プリントやプロジェクターを使ったプレゼンテーションで行う
参考書
特になし
授業の進め方
美しいとは何か?を常に考えながら「色彩学」「絵画デザイン表現」「ものづくり」「鑑賞」の順序で授業を進める。評価は作品で行うが真面目に取り組んだ作品を高く評価する。また、レポートの提出もある。
授業内容
1 色の話   「あなたと私が見ている色は同じ色に見えているかな?」「人間の目の構造とスペクトル」「光の反射と吸収による色の見え方」「色による人間への影響」等、色について考えてみる。
※教員が準備するプレゼンで授業する。学生はノートと筆記具持参。
2 鉛筆表現 「鉛筆で何が描ける」自分の手を鉛筆で描き、知られざる自分の手を発見。*学生はHB、B、2Bの鉛筆、消しゴムを用意。
3 第2週と同じ
4 第2、3週と同じ
5 水墨表現  「紙と水と墨と自分」の関係によって何が表現できるだろうか?運筆を練習して竹を「水墨表現」する。※学生は授業の前に竹をしっかり観察しておくこと。
6 第5週と同じ
7 第5、6週と同じ
8 第5、6,7週と同じ
9 デザイン  「マスコット・キャラクター」をテーマに合わせてデザイン制作する。
※学生は鉛筆、消しゴム、コンパス、定規を用意。豊富なイメージが求められる。
10 第9週と同じ
11 第9、10週と同じ
12 ものづくり 「カラス型ゴム動力模型飛行機」を制作。愛媛の郷土が生んだ飛行機の父「二宮忠八」を探る。※教材キットを使用(キット、材料費として1000円を徴収する。)
13 第12週と同じ
14 第12、13週と同じ
15 鑑賞 「浮世絵版画」が西欧の美術に与えた影響とは何だろうか。ゴッホが日本にあこがれたのは本当か? ゴーギャンはタヒチ島で人権運動をしたのを知っているだろうか?モネの「日の出」の作品が印象主義を生み出したのを知っているだろうか?「芸術はパンではない。葡萄酒のようなものだ」と言ったジャン・パウルの言葉は何を意味しているのだろうか?絵や言葉をとおして芸術を考えてみる。プロジェクターを用いて作品を鑑賞し、その美術家が生きた時代背景を理解し、その美術家が表現しようとしたメッセージを分析する。 ※教員のプレゼンテーションで行う。
成績評価の方法
評価は作品(4課題)、レポート(1課題)で行う。
学生へのメッセージ
 遅刻、欠席した場合、課題提出が遅れる場合は、必ず理由を明確にすること。授業態度が悪い場合は評価を減点する。作品制作は真面目に取り組むこと。