平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
自然科学史 原田潤平(前期)、柴田亮(後期) 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
104410 5年 全学科 同時開講 2単位
授業概要
前期と後期で担当教員が代わる。前期では、自然科学の発展を歴史的にたどりながら、われわれ人類の自然観がどのように変遷してきたかをさぐる。後期は金属元素の発見および利用の歴史を通して、将来の資源利用について考察する。
生物応用化学科は選択必修科目です。
  到達目標
   1. 力学・光学・電磁気額・熱力学の形成過程とその自然観を理解できる
   2. 量子力学・相対性理論の形成過程とその自然観を理解できる
   3. 現代科学の自然観を理解できる
教科書
なし
参考書
小島津康男 『物理科学選書 地球内部物理学』 裳華房
B.メイスン著、松井義人・一国雅巳訳 『一般地球化学』 岩波書店
金森博雄 『岩波地球科学選書 地震の物理』岩波書店
T.レイ・T.C.ウォレス著 、柳谷俊訳 『地震学』 古今書院
授業の進め方
前期・後期共、板書と配布するプリントを中心に講義形式で進める。適宜レポート・発表等を課す。
授業内容
前期 後期
1 ガイダンス 1 太陽系を構成する元素
2 力学の確立と発展 2 地球を構成する元素
3 光学および電磁気学の確立と発展 3 地球内部構造の探求
4 熱力学の展開 4 地球内部を伝播する地震波
5 特殊相対性理論の誕生1 5 地震学の歴史-大森公式
6 特殊相対性理論の誕生2 6 地震予知の歴史-今村と大森の関東地震論争
7 一般相対性理論の誕生 7 地震の規模の表記-マグニチュードの歴史
8 量子力学の世界観1 8 新たなマグニチュード表記-地震断層の規模、モーメント
9 量子力学の世界観2 9 過去の地震、歴史地震の探求1
10 素粒子論の発展 10 過去の地震、歴史地震の探求2
11 宇宙論の発展 11 東北地方太平洋沖地震は何が想定外であったか
12 発表 12 アスペリティ理論と比較沈み込み学
13 発表 13 南海トラフ巨大地震の歴史
14 発表 14 今後発生が予測される南海地震の想定の現状
15 期末試験 15 学年末試験
成績評価の方法
定期試験80%、課題等20%
学生へのメッセージ
近代科学がいかなる過程を経て形成されたのか、われわれの自然観をどのように変えたのか、よく勉強してこれらの理解に努めて欲しい。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
D-1 D-1 D-1  D-3