平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
国語特講 野口裕子 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
104110 5年 全学科 同時開講 2単位
授業概要
近代日本文学の作品を読み味わうことを通して、自国の文化に対する理解を深め、また、小論文、試験によって論理的な文章表現力を養うことを目標とする。生物応用化学科は選択必修科目です。
  到達目標
   1. 作品の内容を正しく読みとる
   2. 作品についての独自の考えを持つ
   3. 自分の考えを自分の言葉で表現する
   4. 作品に対する多様な解釈を評価する力を養う
教科書
夏目漱石『夢十夜』(新潮文庫)
芥川龍之介『地獄変・偸盗』(『藪の中』所収)(新潮文庫)
夏目漱石『こころ』(新潮文庫)
  以上のものを基準とするが既にその作品を持っている場合、それを使用してもよい
4年生で使用した「現代文学名作選」
参考書
江藤淳「漱石とその時代」(新潮社)
野原一夫「回想太宰治」(新潮社)
片野善一朗「数学を愛した作家たち」(新潮社)
授業の進め方
講義形式を基本とするが、発表、ディベートなども取り入れる。また、必要に応じて視聴覚教材を用いる。
授業内容
前期 後期
1 夏目漱石について 1 映画「羅生門」鑑賞
2 映画「坊ちゃん」鑑賞 2 芥川龍之介について
3 映画「坊ちゃん」と作品の間 3 『藪の中』を読む
4 『夢十夜』(第一夜) 4 『藪の中』からディベート1
5 『夢十夜』(第二夜) 5 『藪の中』からディベート2
6 『夢十夜』(第三夜) 6 ディベート結果発表
7 『夢十夜』(第四夜)(第五夜) 7 映画と小説との比較から
8 中間試験 8 中間試験
9 『夢十夜』(第六夜)(第七夜) 9 『こころ』を読む1
10 『夢十夜』(第八夜)(第九夜) 10 『こころ』を読む2
11 『夢十夜』(第十夜)『夢十夜』全体を通して 11 『坊つちやん』から『こころ』へ
12 森鴎外について 12 『地獄変』を読む
13 『山椒大夫』をよむ 13 『今昔物語集』の絵仏師良秀の話を読む
14 「さんせう太夫」との比較を中心に 14 本説と展開を考える
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験(70%)と授業中の課題の小論文(30%)とで評価する。
学生へのメッセージ
教科書としては三作品を購入。『地獄変・偸盗』の中には他の作品も収められているので、授業で取り上げないものも読んでほしい。自分で考えるということに積極的に取り組んで貰いたい。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
D, D-1,E-1 D-1 C−1、D−3