平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
数学 B-1 古城克也・岩本豊・千葉克夫・安藤正幸・谷和男 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
102350 1年 全学科 専門基礎 2
授業概要
はじめに平面上の直線や円,だ円などの図形の性質を方程式を用いて調べることを学習する.次に,三角関数の定義および基本性質を学習し,三角関数のグラフ,加法定理などの公式,さらに,三角形への応用として,正弦定理,余弦定理を取り扱う.

  到達目標
   1. 平面上の点の座標を用いた基本的な計算ができること
   2. 平面上の直線の方程式と基本性質に関する問題が解けること
   3. 円と2次曲線の方程式と基本性質に関する問題が解けること
   4. 三角関数の定義に関する問題が解けること
   5. 一般角と弧度法およびそれを用いた三角関数の計算が解けること
   6. 三角関数の満たす関係に関する問題が解けること
   7. 三角関数のグラフに関する問題が解けること
   8. 加法定理と合成,それを用いたいろいろな公式に関する問題が解けること
   9. 三角関数を用いた方程式不等式が解けること
   10. 正弦定理,余弦定理と三角形の解析への応用に関する問題が解けること
教科書
新編高専の数学1(第2版・新装版)  田代嘉宏、難波完爾 編  (森北出版)
新編高専の数学1問題集(第2版)  田代嘉宏 編  (森北出版)
参考書
大学・高専生のための解法演習 基礎数学  三ツ廣孝 著  (森北出版)
授業の進め方
教科書・プリント・板書を中心に講義と問題演習を行う。理解を確認するため、授業中に小試験を実施する.
授業内容
前期 後期
1 授業の進め方の説明 1 三角関数の関係 (1)
2 直線上の点の座標 2 三角関数の関係 (2)
3 平面上の点の座標 3 三角関数のグラフ (1)
4 直線の方程式 4 三角関数のグラフ (2)
5 2直線の関係 5 加法定理
6 円 (円と直線の共有点の問題は除く) 6 三角関数の合成
7 だ円 7 加法定理から導かれるいろいろな公式
8 中間試験 8 中間試験
9 双曲線・放物線 9 三角関数の方程式
10 2次曲線 10 三角関数の不等式
11 鋭角の三角関数 (1) 11 三角形の面積
12 鋭角の三角関数 (2) 12 正弦定理
13 一般角・弧度法 13 余弦定理
14 一般角の三角関数 14 正弦定理・余弦定理の応用
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
4回の定期試験を70%、提出物10%、小試験10%、受講状況10%で評価する。
学生へのメッセージ
座標を用いた図形の解析や三角関数は,数学だけでなく,物理や工学を勉強していくための基本的で重要な分野です.内容を正しく理解することが,高専のこれからの勉強には欠かせません.授業をよく聴き,自分の力で問題を解いて理解を深め,計算力をつけていきましょう.家庭や寮での学習を行い,指示に従って課題をきちんと提出することができなければなりません.理解できない部分をそのままにせず,機会を利用して質問に来るよう心がけて下さい.
また、この科目は卒業までに必ず取得しなければならない科目です.単位取得できないときは進級しても追認試験を受けることになります.特に、欠課超過で単位取得できない場合は進級できないので注意してください.