平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
通信工学 香川 福有 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
121507 5年 電気情報工学科 1単位
授業概要
IT(Information Technology:情報技術)社会では多種多様の情報交換が必要であり、通信技術はIT社会を支えるコア技術の一つである。通信は非常に広い分野にまたがる多くの基礎的技術の総合からなっており、ここでは、基礎技術を重点的に取り上げることにし、通信の基本であるアナログ信号、これからの技術であるディジタル信号の変調・復調、信号の多重化、新しい通信方式等について講義し、通信工学の基礎知識を確かなものにする。なお、伝送路関係は前期「電波工学」で代用する。
  到達目標
   1. 情報(音声、画像、データ等)の伝送技術を理解できること。
   2. アナログ信号の変調技術を理解できること。
   3. ディジタル信号の変調技術を理解できること。
   4. 各種通信方式を理解できること。
教科書
第一級陸上特殊無線技士用 無線工学 (財団法人電気通信振興会)
参考書
なし
授業の進め方
教科書に沿って板書で進めるが、現象を物理的に把握、理解できるようにポイントを板書に記載する。また、できるだけ多く課題演習を行い、学んだことがどのように使われるかを理解させる。
授業内容
1 電気通信システムの基本的構成
2 電気通信で扱われる情報
3 情報の量的取扱い方
4 信号波の時間領域と周波数領域での表現
5 アナログ信号の変調(振幅変調)
6 アナログ信号の変調(角度変調)
7 アナログ信号の変調(パルス変調)
8 中間試験
9 ディジタル信号の変調(パルス符号変調)
10 ディジタル信号の変調(搬送波のディジタル変調)
11 信号の多重化(時分割、周波数分割多重方式等)
12 通信における各種の擾乱、雑音
13 交換システム、中継伝送システム(符号誤り率等)
14 新しい通信方式(各種回線の干渉等)
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験を70%、小テストあるいは提出物を30%で評価する。
学生へのメッセージ
授業中、先生からの一方通行ではなく、なぜそうなるのか等の物理現象を考える癖を付け、必要ならば質問をし、自分に取り込んだ形で講義を聴くように意識的に努力すること。本科目は、電気主任技術者、第一級陸上特殊無線技士関連科目である。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1