平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
コンピュータハードウェア 伊月 宣之 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
121417 4年 電気情報工学科 2単位
授業概要
本講義では、マイクロコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク等を理解するため、それらの概要について学ぶ。具体的には、それらの理解に必要なディジタル表現、ディジタル回路、CPUの仕組み、メモリや周辺回路、I/Oインタフェース等について学ぶ。さらに、最近の情報ネットワークの発展をも考慮して、ネットワークに関する初歩的なことも学ぶ。
  到達目標
   1. コンピュータの動作理解に必要なディジタル知識を修得する
   2. コンピュータのアーキテクチャ、メモリの構造について理解する
   3. コンピュータのインタフェースと周辺装置の概要について理解する
   4. コンピュータネットワークの仕組みについて理解する
教科書
計算機システム  春日健、舘泉雄治 共著  (コロナ社)
参考書
マイクロコンピュータの基礎 森下巌 著  (昭晃堂)
計算機システム  小高知宏  (森北出版)
授業の進め方
教科書の内容を中心に講義を進める。前期はディジタル回路やディジタル演算、CPUのハード・ソフト、後期はインタフェース関係、LAN、インターネットなどについて説明する。講義内容の区切りごとに小テストを行う。
授業内容
前期 後期
1 コンピュータシステムの構成、ハードウェア・ソフトウェアの構成 1 インタフェース:概要、パラレルインタフェース、シリアルインタフェース
2 コンピュータシステムの動作原理 2 インタフェース:USBインタフェース、IDEインタフェース、SCSIインタフェース、IEEE1394インタフェース
3 基数法の相互変換、数の表現 3 マイクロコンピュータのインタフェース
4 2進数による算数演算 4 周辺装置:入力装置
5 文字の表現、命令の表現 5 周辺装置:出力装置、表示装置
6 アセンブラと機械語 6 周辺装置:補助記憶装置
7 データの設定及び転送 7 ソフトウェア:OS、アプリケーション
8 中間試験 8 中間試験
9 コンピュータアーキテクチャとは、データタイプ 9 ネットワーク:LANとインターネット
10 レジスタセット、命令セット 10 ネットワーク:TCP/IP
11 アドレス指定方式、マルチタスクと仮想記憶 11 ネットワーク:TCP/IP
12 保護機構、CISCとRISC 12 ネットワーク:イーサネット
13 メモリの種類 13 ネットワーク:イーサネット、DNSとURL
14 メモリの階層構成、メモリの高速化手法 14 ネットワーク:ルータ、セキュリティ
15 期末試験 15 期末試験 
成績評価の方法
中間・期末試験を70%、課題演習・小テストなどを30%で評価する。
学生へのメッセージ
講義内容をきちんとノートにまとめ、毎週の授業内容を復習によってその都度理解しておくこと。ときどき小テストも行う。
電気情報工学実験、情報通信ネットワーク、その他の情報系科目でもマイクロコンピュータハードウェアの基礎知識が必要なので、よく理解しておくこと。情報処理技術者試験関連科目。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1