平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
電波工学 内藤 出 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
121416 4年 電気情報工学科 学修単位 1単位
授業概要
電波は携帯電話、電子レンジ、無線LANなどに多く使われ、身近なものになって来ている。電波(電磁波)が満足する式、電波の基本特性、電波の送受信のためのアンテナの基礎、電波伝搬の様子、フェージング、ダイバーシチ受信などの講義を行い、目には見えない電波の存在を認識できるように講義する。
  到達目標
   1. 分布定数線路での電圧、電流分布を理解できること。
   2. 電波がエネルギーを伝えるメカニズムを理解できること。
   3. アンテナの基本特性を理解できること。
   4. 電波伝搬の基本特性を理解できること。
教科書
電波工学   安達三郎、佐藤太一著(森北出版)
参考書
なし
授業の進め方
教科書に沿って板書で進めるが、現象を物理的に把握、理解できるようにポイントを板書に記載する。また、電波を用いて実用化された製品を出来るだけ多く紹介し、学んだことがどのように使われるかを理解させる。講義内容の丸暗記ではなく、考え方の展開が重要であり、この点を確認するための小テストを随時行う。
授業内容
1 高周波伝送路の形式と分布定数線路の基礎方程式
2 負荷付分布定数線路の入力インピーダンス
3 位相速度と波長短縮率、反射係数と定在波比
4 整合回路、平衡・不平衡変換回路
5 導波管内の電磁界
6 変位電流とマクスウエルの方程式
7 平面波とポインティング電力
8 中間試験
9 電気ダイポールアンテナと開口面アンテナ
10 アンテナの基礎
11 アンテナの実際
12 電波伝搬の概要
13 大気中の伝搬
14 フェージング、ダイバーシチ受信
15 期末試験
成績評価の方法
この科目は学修単位科目であるので、(45時間ー講義時間)以上の自学自習を必要とする。したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(45時間ー講義時間)×3/4}時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。
成績は定期試験80%、小テストを20%で評価する。
学生へのメッセージ
授業中、先生からの一方通行ではなく、なぜそうなるのか等の物理現象を考える癖を付け、必要ならば質問をし、自分に取り込んだ形で講義を聴くように意識的に努力すること。本科目は、電気主任技術者、第一級陸上特殊無線技士関連科目である。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1