平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
自動制御1 加藤 茂 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
121413 4年 電気情報工学科 学修単位 1単位
授業概要
電気系、機械系、熱系など種々のシステムにおける現象を解析する有力な手法である、ラプラス変換法や制御システムを数学的に表現する伝達関数、また、制御系の応答について述べる。
ラプラス変換法および応用(微分方程式を解く)、制御系の表現法(伝達関数)・時間応答波形の導出ができることを目標とする。
  到達目標
   1. 基本的な関数、線形2階微分方程式などのラプラス変換演算ができること。
   2. 基本的な要素の伝達関数を導出できること。
   3. 基本的な制御系の過渡応答を理論的に導出できること。
   4. 制御系の構成をブロック線図で表現し、等価変換できること。
教科書
やさしく学べる制御工学  今井、竹口、能勢 共著  (森北出版株式会社)
参考書
制御工学上「改訂版」  深海、藤巻 監修  (東京電機大学出版局)
授業の進め方
授業は教科書に沿って板書で進める。現象を物理的に理解できるようになるべく例を多く挙げて説明する。また、学んだことがどのように使われているのかを理解させるために演習・小テストを行う。
授業内容
1 制御理論、ラプラス変換の概念、定義の説明
2 インパルス関数、tのラプラス変換、線形定理、むだ時間要素
3 微分のラプラス変換
4 積分定理、s領域における移動、三角関数のラプラス変換
5 ラプラス変換を用いた微分方程式の解法
6 ラプラス変換演習1
7 ラプラス変換演習2
8 中間試験
9 伝達関数による制御系の表現
10 ラプラス変換を用いた電気回路の解法
11 過渡応答特性と具体例
12 機械系の1次遅れ要素
13 1次遅れ要素の特徴と具体例
14 2次遅れ要素の特徴と具体例
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験70%、小テスト、レポート30%で評価する。
学生へのメッセージ
5年次の自動制御2に続く。無線従事者・電気工事士・電気主任技術者・情報処理技術者関連科目である。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1