平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
基礎半導体工学 岡田 久夫 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
121312 3年 電気情報工学科 自由選択 1単位
授業概要
半導体の物理的基礎の理解の基に、pn接合ダイオード、バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタの動作機構と特性を説明する。また最後に、LCDに代表される表示素子の説明を行う。
  到達目標
   1. ケイ素結晶の構造と物理的な基礎概念を理解する
   2. pn接合ダイオードの動作機構と特性を理解する
   3. バイポーラトランジスタの動作機構と特性を理解する
   4. 接合型およびMOS型電界効果トランジスタの動作機構と特性を理解する
   5. 表示素子の基本的な構造と動作原理を理解する
教科書
小林敏志、金子双男、加藤景三著 「基礎半導体工学」  コロナ社
参考書
なし
授業の進め方
授業は黒板への板書を基本とするが、必要に応じて補足資料の配布を行う。一方的に授業を進めるのではなく、学生を指名して質問することで思考を促し、また理解度を確認しつつ進める。
授業内容
1 ケイ素結晶の構造と真性半導体の導電機構
2 不純物半導体とその導電機構
3 pn接合と空乏層
4 pn接合ダイオードの特性
5 バイポーラトランジスタの構造と動作原理(1)
6 バイポーラトランジスタの構造と動作原理(2)
7 バイポーラトランジスタの特性
8 中間試験
9 接合型電界効果トランジスタの構造と動作原理
10 接合型電界効果トランジスタの特性
11 MOS型トランジスタの構造と動作原理
12 MOS型トランジスタの特性
13 C-MOSの構造と特性
14 表示素子(LCDとOLED)
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験80%、提出物等20%として、60%以上を合格とする。
学生へのメッセージ
授業中、先生からの一方通行でなく、なぜそうなるのか等、物理現象を自分で考える癖をつけ、必要なら質問をし、自分に取り込んだ形で講義を聞くように意識的に努力すること。