平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
電子計算機2 松村 弘志 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
130412 4年 電子制御工学科4年 学修単位 2単位
授業概要
コンピュータの基本構成および機能を理解して、CPU・メモリ・I/Oの基本動作を習得する。つぎにコンピュータの補助記憶・I/Oとのシステム情報技術に関する基礎を理解する。またマイコンの利用技術を踏まえてアナログ・ディジタルインタフェイスの基礎について理解を深める。さらに、マイコン機能の使い方など組み込み関連技術についての知識を習得する。
  到達目標
   1. コンピュータの構成でCPU・メモリ・I/Oに関する基本機能を説明できること。
   2. 補助記憶・I/Oを含めたコンピュータシステム技術に関する働きを理解できること。
   3. マイコンのアナログおよびディジタルインタフェイスの特徴を説明できること。
   4. マイコン機能の組み込み技術の基礎を習得すること。
教科書
図解コンピュータアーキテクチャ入門 堀桂太郎著 森北出版
参考書
論理回路入門  浜辺隆二著  森北出版
新版 図解 Z−80の使い方  横田英一著  オーム社
ネットワーク社会における情報の活用と技術 ICT基礎教育研究会著 実教出版
授業の進め方
講義での板書説明とともに質疑応答や黒板演習を行う。学修単位科目のために理解度向上のプリント演習および自分で調べて考えるレポート課題を提供する。
授業内容
前期 後期
1  コンピュータの基本と発展 1  スループットとパイプライン方式
2  CPU(中央処理装置)の基本構成と動作 2  マイコンのアーキテクチャ
3  ALU(算術論理装置)の動作 3  マイコンの開発設計
4  算術演算と論理演算 4  マイコンのアナログ信号インタフェイス                                                                 
5  論理シフトと回転 5  マイコンのディジタル信号インタフェイス
6  主記憶装置とキャシュメモリ 6  通信路ノイズとアイソレーション
7  補助記憶装置 7  マイコンのパラレルインタフェイス
8  前期中間試験 8  後期中間試験
9  I/O(入出力装置) 9  マイコンのシリアルインタフェイス
10  アドレス指定方式 10  マイコン機能の組み込み1(タイマ)
11  OS(オペレーティングシステム) 11  マイコン機能の組み込み2(A/D)
12  ファイル管理と仮想記憶 12  マイコン機能の組み込み3(PWM)
13  スプール機能とディレクトリ管理 13  PERT
14  割込みとマルチプログラミング 14  システム信頼性
15  前期末試験 15  学年末試験
成績評価の方法
この科目は学修単位科目であるので、(90時間−講義時間)以上の自学自習を必要とする。したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(90時間−講義時間)×3 /4} 時間以上に相当する課題が指定期限までに提出される場合に限り単位取得の受験資格が認められる。

中間試験・期末試験:100%
学生へのメッセージ
本科目は、電子制御工学科3年で学んだ「電子計算機1」の継続科目となる。すなわち、情報処理技術のハードウエアだけでなく、マイコン活用の面でも「電子創作実習」などと大いに関連する。基礎知識をしっかり理解して応用することにより相乗効果を生むように取り組んで欲しい。なお、本科目はコンピュータネットワークの「情報工学2」などの科目に進展する。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1