平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
電子回路2 出口 幹雄 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
130409 4年 電子制御工学科 学修単位 2単位
授業概要
3年において学習する電子回路 1 に引き続き、主にバイポーラトランジスタ回路・OPアンプ回路を中心とするアナログ回路技術について理解し、通信や電力制御への応用、さらに集積回路技術等の基本的問題に対する解法を身に付けることを目標とする。

  到達目標
   1. OPアンプ回路について理解していること。
   2. 発振回路について理解していること。
   3. 変調・復調について理解していること。
   4. 電力増幅回路・電源回路について理解していること。
教科書
基礎から学ぶ電子回路  坂本康正著  共立出版
参考書
電子回路A  藤原 修 編著  オーム社
授業の進め方
4年生の学生実験である電子創作実習・電子制御実験1と歩調を合わせながら講義を進める。WebClassを用いて資料配付・課題演習を行う。
授業内容
前期 後期
1  OPアンプの特徴 1  パルス発振回路
2  OPアンプの基本回路 2  変調・復調の概念
3  OPアンプの応用回路(1) 微分回路・積分回路 3  振幅変調および復調
4  OPアンプの応用回路(2) 加算回路・減算回路 4  振幅変調・復調の回路
5  OPアンプの応用回路(3) コンパレータ 5  周波数・位相変調および復調
6  OPアンプの応用回路(4) フィルタ 6  周波数変調の変調回路
7  OPアンプの応用回路(5) 整流回路 7  周波数変調の復調回路
8  中間試験 8  中間試験
9  OPアンプの応用回路(6) その他の応用回路 9  パルス変調の種類
10  OPアンプの取り扱いにおける重要事項 オフセット 10  パルス変調の回路
11  OPアンプの取り扱いにおける重要事項 CMRR 11  A/D変換・D/A変換回路
12  OPアンプの取り扱いにおける重要事項 位相補償・スルーレート 12  電力用素子
13  発振回路の原理  13  電源回路
14  LC発振回路とRC発振回路 14  電力増幅回路
15  前期末試験 15  学年末試験
成績評価の方法
この科目は学修単位科目であるので、(90時間−講義時間)以上の自学自習を必要 とする。したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(90時間−講義時間)×3 /4} 時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。(各課題ごとの時間は 担当教員が設定する。)
成績は、4回の定期試験の結果で評価する。
学生へのメッセージ
電子回路1において、バイポーラトランジスタや増幅回路の動作についての基礎的な知識は既に習得したものとして話を進める。講義の内容は、学生実験の内容とも密接に関わっており、また、講義中に解説する内容は基礎的なレベルに終始するが、これが実用的な観点では実際の物とどのように関わっているか、という見方を常に心掛けるようにされたい。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1