平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
細胞遺伝子工学 牧 慎也 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
140535 5年 生物応用化学科
(生物工学コース)
選択必修 1単位
授業概要
遺伝子を人為的に操作する遺伝子工学技術は、既に実用化の段階に入っている。本講義では、まず遺伝子工学技術の大筋を理解し、更に遺伝子工学技術を利用したバイオテクノロジーの成果について学習する。
  到達目標
   1. 核酸分子の化学構造を理解し、遺伝情報の流れを説明できること。
   2. 遺伝子工学で用いられる酵素の概要を説明できること。
   3. 大腸菌で用いられる酵素の概要を説明できること。
   4. 組換えプラスミドの作成の概要を説明できること。
   5. ハイブリダイゼーション法、抗体法等を用いた組換え体の検出方法を説明できること。
   6. DNAの塩基配列決定法(サンガー法)の原理を説明できること。
   7. PCR法の原理を説明できること。
教科書
分子生物学 柳田充弘 他著 (東京化学同人)
参考書
ワトソン・組換えDNAの分子生物学 第2版 (丸善)
遺伝子工学概論  魚住武司 著  (コロナ社)
新生物化学実験のてびき3  下西康嗣 他編  (化学同人)
バイオテクノロジーのための基礎分子生物学 大嶋泰治 他編著 (化学同人)
細胞の分子生物学 THE CELL 第5版
授業の進め方
教科書に沿って、板書や視聴覚教材を基に講義形式で行う。
授業内容
1 遺伝学の発達
2 DNAと遺伝子暗号
3 形質転換と宿主ベクター系
4 プラスミドベクター
5 ファージベクター、コスミドベクター、ファージミド
6 遺伝子の分離と精製
7 DNA分子の切断と結合
8 中間試験
9 形質転換方法
10 特定遺伝子の検出
11 遺伝子の構造解析
12 試験管内遺伝子増幅(PCR)
13 細胞遺伝子工学
14 産業界における遺伝子工学の利用
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験の結果を90%、レポートを10%として評価する。
学生へのメッセージ
理解を確実なものとするために、分子生物学の基礎知識を習得しておくことが重要である。本講義で学ぶ内容は、遺伝子工学技術の重要な基礎知識である。日進月歩の遺伝子工学技術に対応するには、これらの知識が必要である。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
      B-4