平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
生体触媒工学 牛尾 一利 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
140532 5年 生物応用化学科
(生物工学コース)
選択必修 1単位
授業概要
生物の持つ非常に効率のよい触媒である各種の酵素(生体触媒とも呼ばれる)が行う反応の基本と応用について学習する。
  到達目標
   1. 酵素の分類・命名法について説明できること
   2. 各種の代表的酵素の基本と応用について説明できること
   3. 代表的な薬の作用機構について説明できること
   4. ビタミン類の構造と機能について説明できること
教科書
コーン・スタンプ生化学  田宮信雄、八木達彦 訳  (東京化学同人)  
参考書
酵素は生きている 産業酵素へのいざない  一島英治 著  (裳華房)
酵素工学  野本正雄 著  (学会出版センター) 
酵素テクノロジー  上島孝之 著  (幸書房)
生化学辞典  今堀和友、山川民夫 監修  (東京化学同人) など       
授業の進め方
講義形式。適宜、簡単な質問について自ら考え答えてもらう。
授業内容
1 酵素科学の夜明け
2 酵素とは?
3 酸化還元酵素
4 加水分解酵素
5 転移酵素
6 その他の酵素
7 酵素反応の阻害と薬の設計
8 中間試験
9 ビタミンとは何か?
10 親水性ビタミン1:ビタミンB1とチアミン補酵素を例として
11 親水性ビタミン2:ビタミンB2、B6等
12 親水性ビタミン3:抗生物質プロントジルと葉酸
13 親水性ビタミン4:ビタミンCの役割
14 親油性ビタミン:ビタミンAと生物の形態形成&不老長寿薬はあるか?
15 期末試験
成績評価の方法
定期テストの点数(100%)で評価する。
学生へのメッセージ
 酵素反応の基礎と応用は生物工学の最重要基盤といってもよい。 指定の教科書では基礎的事項が主となる。もちろん基礎的事項の修得が重要であることは述べるまでもないが、応用的事項も適宜講義に取り入れるので、必要な場合は参考書も利用すること。生物化学3等をよく勉強しておくこと。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
      B-4