無機機能化学シラバス

授業科目

担当教員

開講期

無機機能化学

中山　享

前期

科目番号

対象学年

必修・選択の別

単位数

140522

5年　生物応用化学科
(応用化学コース)

選択必修

1単位

授業概要
無機材料と環境との係わりに重点をおきながら、無機化学の代表的産業分野であるガラス、セメント、電池などに加え、最近注目を浴びているファインセラミックスについて学ぶ。また、3成分系状態図の読み方を理解してもらう。
　　到達目標
　　　1. 3成分系の状態図が読めること。
　　　2. ガラスの構造および特性が説明できること。
　　　3. セメントの原料構成と製造工程が説明できること。
　　　4. 腐食とは何か説明できること。
　　　5. セラミックスの構造および種類と特性や用途が系統付けて説明できること。
　　　6. 一次電池、二次電池、燃料電池の種類と原理が説明できること。

教科書: 配布プリント
参考書: 工学のための無機化学　山下仁大　他著　（サンエンス社）; 無機工業化学概論　　伊藤要　著　　（培風館）; 相平衡状態図の見方・使い方　　山口明良　著　　（講談社サイエンティフィク）

授業の進め方
講義形式にて行う。教科書の他に、毎時間プリントを合わせて授業に使用する。また、ガラス、セメント、セラミックスに関係するDVDも使用する。

授業内容

1	3成分系状態図の読み方について（1）:　基礎
2	3成分系状態図の読み方について（2）:　応用
3	ガラス（1）:　基礎と性質　p.48、49、56、57、58、59
4	ガラス（2）:　製造技術と応用製品　p.132、133
5	セメント（1）:　基礎と性質　p.134、135
6	セメント（2）:　製造技術と応用製品
7	腐食防食
8	中間試験
9	セラミックス（1）:　基礎と性質　p.152、153、156、157
10	セラミックス（2）:　構造材料　p.108、109、164、165
11	セラミックス（3）:　機能材料（1）　p.158、159、160、161
12	セラミックス（4）:　機能材料（2）
13	電池（1）:　1次電池と2次電池
14	電池（2）:　燃料電池
15	期末試験

成績評価の方法
基本的に2回の定期試験（80%）と小テスト・提出物（20%）で評価する。

学生へのメッセージ
第4学年までに学習してきた無機化学の内容をベースに、ガラス、セメント、セラミックス、電池などの業界の新しい情報も盛り込みながら授業を進めていく。環境と無機機能化学の係わりについても勉強してもらうため、第4、6、10、11、12、13、14週では環境に触れた内容を盛り込みます。4年生で購入した「工学のための無機化学」（参考書）は、毎回授業に持って来て下さい。

学習・教育目標 (生産工学)

学習・教育目標
(電子工学)

学習・教育目標
(生物応用化学)

機械工学コース

環境材料工学コース

B-4