平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
卒業研究 生物応用化学科全教員 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
140510 5年 生物応用化学科 必修 12単位
授業概要
専門知識と実験技術を問題解決に利用できる能力を修得し、さらに計画的に問題解決を遂行する能力を身につけることを目的として、個別のテーマを持って研究を実施する。また、論文作成や発表会を通して、基本的なプレゼンテーション能力を会得する。
  到達目標
   1. 研究テーマの目的を、社会的背景や既往の研究と関連付けて理解できること。
   2. 研究目的に沿って実験を遂行し、その結果を観察・記録し、実験ノートに整理できること。
   3. 得られた実験データから導かれる解釈を正しく理解できること。
   4. 実験成果を取りまとめ、論理的に文章で記述できること。
   5. 実験成果を口頭で発表し、討論において的確に受け答えができること。
教科書
各指導教員に委ねる。
参考書
各指導教員に委ねる。
授業の進め方
各指導教員に委ねる。
授業内容
 学生各自が研究テーマを持ち、各教員の指導の下に研究を行う。主なテーマは次の通りである。
 油脂分解菌に関する研究、抗腫瘍物質の研究、全固体型イオン電極に関する研究、ガスセンサの開発、
 機能性色素の合成、機能性食品の開発、ナノファイバーの開発、リポソーム膜の可溶化、新規機能性セラミックスの開発、
 環境汚染物質の微生物分解、タンパク質の抽出分離法、高分子と界面活性剤の相互作用、光機能性分子の合成と応用、
 色素増感太陽電池の応用、果実の高機能付加価値生産、環境リサイクル材に関する研究、生分解性高分子の合成と実用化、
 高分子ゲル及びその低分子モデル化合物/水の相分離機構の研究、白色腐朽菌の成長過程における画像解析 等。

前期末に中間発表会を行い、学年末に卒業研究論文を提出して卒業研究発表会を実施する。
成績評価の方法
毎日記述している実験ノートに基づく実験遂行能力(50%)、中間発表会及び卒業研究発表会(30%)、卒業研究論文(20%)の項目について評価を行う。
実験遂行能力の評価項目は、内容の理解度(30%)、実験技術(30%)、問題解決能力(20%)、取り組み姿勢(20%)
発表会の評価項目は、目的の理解度(30%)、プレゼンテーション能力(20%)、専門知識の理解度(30%)、論理的な意思伝達能力(20%)
卒業研究論文の評価項目は、目的の理解度(30%)、内容の理解度(40%)、文章表現力(30%)
学生へのメッセージ
4年生までに行なってきた学生実験と異なり、卒業研究はこれまで誰も行なっていない研究である。実験結果によってはこれまでの常識をくつがえすような新たな発見となるかもしれない。学生一人一人が新しい分野における開拓者であるとの気概を持って研究に積極的に取り組んでほしい。また、研究テーマに関連する基礎的事項を身につけるために論文や成書などを読みこなす能力、ならびに卒業研究論文作成や学科内の発表会を通したプレゼンテーション能力の会得も心がけてほしい。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
      B-4、C-1、D-1、D-3