平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
生物工学実験2 早瀬 伸樹・堤 主計 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
140434 4年 生物応用化学科
(生物工学コース)
必修 2単位
授業概要
生物工学実験1に続いて微生物学及び生物化学の更に進んだ実験を行い、生物工学の基礎により習熟する。
  到達目標
   1. 酵素の活性測定方法を理解し、酵素活性を求めることができること。
   2. 酵素の最大反応速度、ミカエリス定数を実験データより求めることができること。
   3. 微生物の増殖速度定数、世代時間を実験データより求めることができること。
   4. 実験テキストに従い、食品中の生理活性を実験データより求めることができること。
   5. 実験テキストに従い、DNAの抽出、電気泳動等のDNA実験の基本的な操作ができること。
   6. 実験データを記録・整理し、レポートにまとめられること。
教科書
生物工学実験2テキスト 新居浜高専・生物応用化学科
ビギナーのための微生物実験ラボガイド  堀越弘毅他 著  (講談社サイエンティフィク)
参考書
バイオ実験イラストレイテッド 分子生物学実験の基礎  中山広樹、西方敬人 著  (秀潤社)
生化学実験講座  日本生化学会 編  (東京化学同人) など
授業の進め方
生物コースの学生が後期に受講する。班毎に各テーマの実験を行う。レポート提出期限は、実験終了後1週間以内とする。
授業内容
 第1週 実験解説
第2週〜第13週
1. アルコール発酵1: 培地の作製と植菌
2. アルコール発酵2: 蒸留、滴定、アルコールの定量
3. タンパク分解酵素活性の測定
4. 酵素反応速度論
5. 酵素の活性化
6. 酵素の阻害
7. 油脂の腐敗度測定
8. 食品中のスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)活性測定
9. 大腸菌のO-Fテスト
10. 大腸菌の増殖曲線の作成
11. 大腸菌からの染色体DNAの抽出
12. DNAの検出及び純度検定

第14週 実験総括及び実験器具整理
第15週 実験に関する演習
成績評価の方法
技能習熟度を含む実験結果(40%)、口頭試問等を含むレポート(50%)、受講態度(10%)の項目について評価を行う。
学生へのメッセージ
本実験においては、講義より先に実験で学習する内容もあるので、実験前にテキストを熟読し実験操作の目的を理解して実験を行うことが重要である。実験レポートの考察課題には、必要な知識を図書館の参考書等で調べて、よく理解してから取り組んでほしい。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
      B-5