平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
精密加工学 平田 傑之 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
610115 1年 生産工学専攻
(機械工学コース)
選択必修 2単位
授業概要
ナノテクノロジの基礎と応用について学習し、加工精度・計測精度の向上が産業の発展に及ぼす効果を検証し、最近、飛躍的に進歩しているナノオ−ダ−のマテリアルについて学習する。さらに、輪講形式のまとめかたを理解し、学生のプレゼンテ−ション能力を高めることを目標とする。
  到達目標
   1. 加工の基礎を理解し、精密加工の現状を理解できること。
   2. 超精密加工法の基礎と加工精度の計測法を理解できること。
   3. 半導体集積回路製造の基本技術とフォトファブリケーションが理解できること。
   4. 光子エネルギービーム・電子エネルギービーム・イオンエネルギービーム・化学エネルギービーム・電気化学エネルギービーム加工法を理解できること。
   5. .精密加工に関する情報を調べ、適切に報告する資料の作成ができること。
   6. 調べた成果を、わかりやすく口頭で発表し、討論において的確に受け答えができること。
教科書
配布プリント
参考書
超精密加工の基礎と実際  超精密加工編集委員会 [編] 日刊工業新聞社
メカトロニクス教科書シリ−ズ10 超精密加工学  丸井悦男 著  (コロナ社)
特殊加工 佐藤敏一著 (養賢堂)
ナノテクノロジの基礎と応用  谷口紀男 著  (工業調査会)
マイクロマシ−ニングとマイクロメカトロニクス  江刺正喜、他 著 (培風館)
授業の進め方
第1週〜第6週は、精密加工学の基礎についての授業。第7週、9週〜第12週は、個々の学生が担当するテーマについて、予めプレゼンテ−ション資料を作成し、輪講形式で行う。第13週〜第14週は、ナノテクノロジの最近の話題を講義する。
授業内容
1 精密加工の歴史と機械加工の限界
2 超精密加工法の基礎
3 超精密加工法の基礎と計測法
4 半導体集積回路製造の基本技術、フォトファブリケーション
5 エネルギ−ビ−ム加工法の基礎(ドライ方式)
6 エネルギービ−ム加工法の基礎(ウエット方式)
7 光子エネルギ−ビ−ム加工
8 中間試験
9 電子エネルギ−ビ−ム加工
10 イオンエネルギ−ビ−ム加工
11 化学エネルギ−ビ−ム加工
12 電気化学エネルギ−ビ−ム加工
13 最近の話題(マイクロマシニング)
14 最近の話題(人工格子作製の現況)
15 期末試験
成績評価の方法
学業成績は、中間および期末試験50%、発表資料25%、プレゼンテ−ション25%、で評価する。
ただし,授業の欠席回数が1/4を越えた場合は,原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ
ナノオーダーの加工・計測法は、物理学、化学、材料学、機械工学、電気・電子工学、制御工学等の広い分野の基礎知識の上に成り立っている。それぞれの分野の基礎的科目を理解して、習得しておく必要がある。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
B B-3