平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
無機材料特論 新田敦己 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
610111 1年 生産工学専攻
(材料系)
選択必修 2単位
授業概要
 セラミックスは陶磁器やガラスとして日常生活との関係が深いが、エレクトロニクス分野においても重要な材料の1つである。代表的な材料として、半導体、コンデンサー、圧電素子、酸化物高温超伝導体などがある。また、光触媒として利用されている材料もセラミックスである。本講義では、主として、セラミックスの焼結理論、機械的性質、電磁気的性質やガラスファイバーについて解説する。また、光触媒等の環境材料についても解説する。随時、最近のトピックスについても言及する。
  到達目標
   1. 焼結理論が理解できること
   2. セラミックスの機械的性質が理解できること
   3. セラミックスの電気的性質が理解できること
   4. セラミックスの磁気的性質が理解できること
   5. 光触媒機構が理解できること
教科書
配布プリント
セラミックスの基礎科学   守谷祐介、笹本 忠、植松敬三、伊能泰郎 共著(内田老鶴圃)
参考書
セラミックスの化学(第2版) 柳田博明著(丸善)
授業の進め方
講義形式で行う。授業前に前週の復習をし、各個人の理解度を深める。また、適宜に課題演習を課す。
授業内容
1 セラミックスの合成
2 焼結理論1
3 焼結理論2
4 セラミックスの機械的性質1(応力・ひずみ)
5 セラミックスの機械的性質2(強度、熱と応力)
6 電子・イオン伝導1(電子伝導理論)
7 電子・イオン伝導2(各種材料物性、応用例)
8 中間試験
9 誘電・圧電性質1(誘電分極機構)
10 誘電・圧電性質2(強誘電体)
11 磁気的性質1(磁性理論)
12 磁気的性質2(ソフト・ハード磁性材料)
13 環境関連材料(光触媒、ゼオライトなど)
14 ガラスファイバー(理論、応用例)
15 期末試験
成績評価の方法
試験結果を80%、課題演習を20%として評価する。
ただし、授業の欠席回数が1/4を越えた場合は,原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ
セラミックスの基礎理論や各種物性理論を理解するには、数学、物理、化学、物理化学に関する基礎知識が必要である。それぞれの基礎科目について十分復習し、習得しておくことが必要である。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
B B-1