平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
振動工学 鎌田 慶宣 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
610108 1年 生産工学専攻 選択必修 2単位
授業概要
本科で学習した機械力学の基礎をしっかり固め、振動という物理現象をよく理解し、実構造の解析や設計に必要となるさらに発展した概念を理解する。 自動車の振動問題を例にして、静的問題だけでなく動的問題を想定した工業製品設計の重要性を理解する。英語の専門技術用語に親しめるようにする。
  到達目標
   1. 構造物の自由振動や強制振動を理解する。
   2. 振動対策の基本的な考え方を理解する。
   3. 振動に関する英語の専門用語を知る。
   4. 自分で調査したことを相手に上手く説明できるようにする。
教科書
振動工学入門(改訂版) 山田伸志 監修(パワー社)
教員配布のプリント
参考書
An introduction to the theory of vibrating system by W.G. Bickley
モード解析入門 長松 昭男 (コロナ社)
授業の進め方
授業では振動理論について講義を行い、適宜自分で振動問題が解けるように演習とシミュレーションを行います。そうすることで、振動現象についての理解が深まります。最後にプレゼンテーション能力向上も狙い、実用化されている制振装置の調査結果を、口頭発表してもらいます。演習問題は短い英文で表記されており、英語の専門用語を少し覚えます。
授業内容
1 ガイダンス:振動騒音とは(自動車の振動騒音問題から)
2 振動騒音試験法 
3 一自由度系の自由振動、強制振動
4 二自由度系の振動(固有振動数、固有モード)
5 二自由度系の振動(周波数応答関数)
6 小テスト
7 多自由度系の振動(1)
8 多自由度系の振動(2)
9 連続体の振動(1)
10 連続体の振動(2)
11 連続体の振動(3)
12 モード解析(1)
13 モード解析(2)
14 小テスト
15 課題発表
成績評価の方法
小テストの成績を80%、課題発表を20%で評価する。なお、授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ
本講義では、機械力学で勉強した一自由度系や二自由度系振動と、実際の機械構造の振動現象を関連付けて理解すること、また英語の専門用語の修得に努めること。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
B B-3