平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
流体力学特論 松田 雄二 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
610105 1年 生産工学専攻 選択必修 2単位
授業概要
流体力学は、流体運動を数学的解析方法により理論的に解明する学問である。
流体の工学・工業への応用を中心に、物体に及ぼす流体の作用を数学的に取り扱う手法や考え方を理解することを目的とする。
  到達目標
   1. 身の回りの流体現象を工学的に理解し,問題を解決できるようになること。
   2. 実際の流体現象と流れに関する記述式を対応することができるようになること。
教科書
流体力学(森北出版)英和対照「工学基礎テキストシリーズ」
参考書
流体力学 岡本 史紀 著 (森北出版)
図解 流体力学の学び方 笠原 英司 他著 (オーム社)
流体力学(JSMEテキストシリーズ)
流体力学(実教出版)
授業の進め方
教科書に沿って例題を多く解き,流体力学の理解を深める。
授業内容
1 流体とその物性
2 流体静水学
3 流れの記述と運動方程式
ラグランジュ表示とオイラー表示
4 定常と非定常流れ、流線、流脈線、流跡線
5 連続の式、流れ関数
6 流体粒子の加速度と実質積分
7 オイラーの運動方程式、ベルヌーイの定理
8 流体の変形と回転
9 理想流体の流れ
渦度と渦なし流れ
10 速度ポテンシャル
11 2次元渦なし流れ
12 複素解析と複素ポテンシャル
13 2次元ポテンシャル流れ
14 粘性流体の運動
粘性、力の向きと表記方法
15 ナビエ・ストークスの方程式
成績評価の方法
定期試験80%、課題20% で評価する。
学生へのメッセージ
流体の運動は一見複雑で取り扱いにくいように見えるが、流体を連続物質と考えて、数量的に観察すると、意外に美しく規則正しく流れている。これらの流れを数理的に扱う手法を理解しよう。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
A-2, B-3