平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
生産技術英語演習 真鍋 昌裕 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
610011 1年 生産工学専攻 必修 1単位
授業概要
技術英文を正確に読みこなして、専門書や論文の英語の内容が正確に把握できるようになることを目標にして、必要な英文法の知識とその応用法の基本を身につける。
  到達目標
   1. 英語基本5文型の例文がいつでも提示できる事。
   2. 英文の文型が識別できる事。
   3. 自動詞と他動詞の区別,動詞の過去形と過去分詞形の区別,形容詞と副詞の区別,目的語と補語の区別ができる事。
   4. 目的語を含む形の文について,能動形―受動形の変換ができる事。
   5. 関係代名詞の先行詞と格が判る事。関係代名詞の文を独立単文に分解する事,単文を関係代名詞で結ぶ事ができる事。
   6. 関係代名詞の代わりに,不定詞,現在分詞,過去分詞を使って書き換えができる事。
   7. 名詞節を導く接続詞”that”が使いこなせる事。関係代名詞の”that”と区別できる事。
   8. 文中の代名詞が何を指すか,見つけられること。
   9. 辞書が使いこなせる事。文中の言葉の用法が,辞書に示されているどの用法に相当するか,例文なども参照して,識別できる事。
   10. 長文を構成単文に分解できる事。
教科書
配布プリント
参考書
高校すいすい暗記基本英文法  高校英語研究会 編  (受験研究社) などの英文法書
授業の進め方
プリントの宿題に基づいて、解答の食い違いを指摘して、その理由を討論させ、辞書と文法書を活用しながら正確な訳を導く練習をする。即ち、可能性がある訳を全て抽出し、個々の訳の妥当性を文法的に判断をする。そのために、辞書を充分に使いこなす練習をする。教材の英文は物理に関する記述を使う。また、夏休みまでに各自の特別研究テーマに関する論文を選択し、休み中にその全訳を行ない、休み明けに提出する。
授業内容
1 知っている単語から成る英文を個々に訳させ、提出された何通りかの訳を比較して、全員が同じ訳をするべきだと認識させ、この科目の必要性と授業の進め方を説明する。
2 文の要素と5文型。目的語と補語。文の要素と修飾語の違い。句と節。
長文の文型を把握するための基本練習。
3 品詞。自動詞と他動詞。動詞の活用。名詞の各変化。形容詞と副詞。辞書の使い方。
 英文読解。
4 技術文の特徴である、無生物主語に関する受身文の解説(O文、O+O文、O+C文の能動―受動変換) 英文読解。
5 関係代名詞による文の結合、関係代名詞で結ばれた文の単文への分解。、分詞で修飾された技術英文の読解。 英文読解。
6 現在分詞、過去分詞、不定詞で修飾された文について、その動詞を使って単文に分ける。
英文読解。
7 名詞節を導く接続詞that(that節)の働き。仮主語itの働き。
英文読解。
8 中間試験
9 試験結果に関して、間違いが多い点を取り上げて解説。
10 太陽エネルギー利用に関する英文の読解
11 力学に関する技術英文の読解
12 冷蔵庫に関する技術英文の読解 
13 各自の特別研究テーマに関する論文の全訳提出。その論文の一部の翻訳試験。
14 光に関する技術英文の読解
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験(80%)、論文全訳提出と関連試験(20%)の成績で評価する。
学生へのメッセージ
使い慣れた英和辞典と英文法書を毎時間持参する事。
技術文は曖昧であってはいけない。一通りの解釈しか許されない。英語を母国語としない人間が、解からない英文でも時間をかければ正確な訳に到達するようになるためには、英文法に頼るしかない。
長い英文はいくつかの短い文(単文)を結びつけたものである。従って、長文を構成単文に分解してその意味を掴めば正確な訳ができる。その手法として、長文の中の動詞を全て拾い出し、それが述語動詞になるような単文を作ることを練習をする。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
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